社会医療法人天陽会 中央病院 厚地 伸彦 院長
父親が理事長を務めている天陽会中央病院に戻ったのが10年前。厚地伸彦院長は、たびたび起こる救急患者の県外搬送に危機感を抱き、専門である循環器領域を中心に、救急対応を強化してきた。その思いは災害対策にも通じている。
父親が理事長を務めている天陽会中央病院に戻ったのが10年前。厚地伸彦院長は、たびたび起こる救急患者の県外搬送に危機感を抱き、専門である循環器領域を中心に、救急対応を強化してきた。その思いは災害対策にも通じている。
「病気だけでなく病人をみる」という志を胸に、神経難病患者やがん患者を支える医療法人財団華林会村上華林堂病院。菊池仁志理事長は、レスパイト入院と訪問診療を軸とする「在宅神経難病患者支援システム」を生み出した。患者と家族に寄り添い、支えるこの仕組みは、国が推し進める「地域包括ケアシステム」と一致する。
大分と福岡の県境付近で韓国人旅行者が乗ったマイクロバスが事故を起こし8人が重症外傷を負ったことがありました。大分大学、久留米大学、佐賀大学のドクターヘリが現場に駆けつけ各大学病院に分散して搬送。全員が助かり、後日、帰国することができました。
久留米市中心部にある「弥永協立病院」。60年にわたり、久留米市の地域医療を支え続けてきた。現在は、がん治療と高齢者医療を中心に、ニーズに合わせた多彩な医療を展開。検診センターの新設に向けて、動き出している。
徳島大学大学院医歯薬学研究部救急集中治療医学講座の西村匡司教授は2016年2月から「日本集中治療医学会」の理事長として「集中治療」の質の向上に力を尽くす。2年間の取り組みを振り返る。
高知県内の救急医療体制の「要」とも言える高知医療センター救命救急センター。西田武司センター長は、高齢化と過疎化が進む地域を守るため、スタッフとともに奮闘している。
「想定外の状況にどれだけ対応できるかがカギだろう」―。そう語るのは広島県の基幹災害拠点病院である県立広島病院の木矢克造院長。同院の災害医療活動を通じて感じたこと、今後の課題などを語ってもらった。
「皮膚を小さく切開することだけが最小侵襲手術ではない」と語る松山幸弘病院長。整形外科学講座の教授と病院長職と二足のわらじで多忙な日々を送る中でも、常に「何が患者のためになるのか」を第一に考えている。