独立行政法人国立病院機構 長崎医療センター 江﨑 宏典 院長
長崎県は全国的にも「地域がん登録」の精度が高いと言われている。地域がん診療連携拠点病院である長崎医療センターでは、集計データを活用して治療戦略の高度化、課題の発見などにつなげている。
医療法人 十連病院 西村 四郎 院長
田畑に囲まれた、緑豊かな高台にある十連病院。地域の高齢者医療を支える同院は介護療養型医療施設として、転換期を迎えている。国の度重なる医療改革にフレキシブルに対応しながら、より患者の利益となる方向へかじを切る。
大分大学医学部 消化器内科学講座 村上 和成 教授
「消化器内科のゼネラリスト育成を目指す」という大分大学医学部消化器内科学講座の村上和成教授。ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)研究の第一人者として夏には学術集会の会長も務める。アジアを中心に内視鏡治療の技術指導に当たるなど国際貢献にも力を注ぐ。
独立行政法人 労働者健康安全機構 熊本労災病院 猪股 裕紀洋 院長
熊本労災病院は、熊本県有数の工業都市・八代市において労災医療、政策医療を中心に担う医療機関として1954年に設置。産業構造や人口構成の変化に伴って地域医療を支える中核病院としての役割を強めていった。病院を取り巻く状況や今後の展望などを、猪股裕紀洋院長に聞いた。
熊本大学大学院生命科学研究部 放射線診断学分野 山下 康行 教授
「次のブレークスルーはAIがもたらす」と語る山下康行教授。同時に「だからこそ人間の判断がより重要になる」と強調する。放射線診断の現在地、そして未来を聞いた。
久留米大学医学部神経精神医学講座教授 大会長 内村 直尚
日本でトラウマという言葉が広く知られるようになったのは阪神・淡路大震災の時でした。本学会は米国に本部をおく国際トラウマティック・ストレス学会の連携組織として2002年に設立。医師だけでなく研究や治療にかかわる多様な専門職で研究・情報交換をしています。
日本外科学会 理事 九州大学大学院 小児外科学分野 田口 智章 教授
外科分野にとって、手技のレベル向上、維持は重要なテーマです。日本外科学会では、かねてから公的な認定制度の必要性を訴えてきました。従来は各学会が独自の基準で専門医を認定してきましたが、今回、共通の制度となりました。患者さんに分かりやすく信頼度の高い医療を提供するという意味で、非常に良いステップではないかと思います。
日本精神神経学会 理事長 九州大学大学院医学研究院精神病態医学 神庭 重信 教授
精神科専門医制度は、どのような特徴があるのか。基幹施設である九州大学病院では、どんなプログラムを策定しているのか。日本精神神経学会の理事長を務める神庭重信・九州大学大学院教授に聞いた。
