とりだい病院「カニジル」の今

とりだい病院「カニジル」の今 広報誌、ラジオ、フェスで目指す 「私たちの病院」 「病院は社会的共通資本」と捉え、「地域と歩み、愛され、住民と職員が誰かに自慢したくなる病院— Our hospital」を目指して、さまざまな取り組みを続ける鳥取大学医学部附属病院(鳥取県米子市/697床)。2024年度まで広報・企画戦略センター長を務め、現在は同院副病院長の黒﨑雅道氏=脳神経外科教授=に、病院広報誌「カニジル」をはじめとする取り組みについて、話を聞いた。

人材確保と役割配置の最前線

ポイントは異業界営業経験者の活用 前田 昌亮(まえだ・まさあき)氏 愛知県で一宮西病院(801床)をはじめ複数の病院、介護施設を運営する社会医療法人杏嶺会。同会の営業・人事本部長で、一宮西病院の事務長でもある前田昌亮氏は、「異業界の営業経験者」の活用を基点とした、採用専任部門の組織化・強化で収益増加に大きく貢献してきた。取り組みの一部を、病院経営改善力向上コミュニティ「Simpr」の公開セミナーでの講演から紹介する。

地域の需要と5年、10年先に目を向けて

元世界医師会長・横倉氏が語る「病院経営新人時代」 横倉 義武(よこくら・よしたけ) 氏  労働力人口の減少や医療材料の価格高騰、価値観の多様化、医療安全の複雑化など、病院経営層として検討すべき事項が広範囲に及ぶ近年。経営層が重視すべき事柄や、忘れがちなこととは何だろうか。元日本医師会長・世界医師会長で、ヨコクラ病院院長も務めた横倉義武氏の「病院経営新人時代」の話から、ヒントを探る。

産学官連携加速へ

はままつ共創リエゾン奏 代表取締役  山本 清二 氏(やまもと せいじ) -浜松医大外部法人「はままつ共創リエゾン奏」の挑戦- 浜松医科大学が産学連携を推進するベンチャー企業「はままつ共創リエゾン奏(かなで)」を設立して1年。同大学理事(教育・産学連携担当)・副学長から同社代表取締役についた山本清二氏に、初年度を終える今、話を聞いた。