社会医療法人財団仁医会 荒井 好範 理事長

「区南部医療圏」(大田区、品川区)には、大学病院をはじめ急性期病院が集中している。その一翼を担う牧田総合病院を軸に、予防医療から介護サービスまで展開する仁医会。来年には新病院建設が始まり、さらなる地域貢献を目指す。

東京女子医科大学病院 田邉 一成 病院長

病院長に就任したのは2015年4月。前年の医療事故の影響、大がかりな耐震工事といった逆風の中、田邉一成病院長は病院の再生に取り組んできた。改革の成果を示すための新病院の計画も、年内に発表される。女性医師の働き方にも注目が集まる今、「国内で唯一の女子医科大学」は何を見据えているのか。

公益社団法人 日本医師会 平川 俊夫 常任理事

6月、日本医師会では横倉義武会長のもと「第4次横倉執行部」がスタートした。新体制の常任理事の半数が新人。組織の発展を見据えた人材育成を重視したものだ。その1人である平川俊夫氏は「積極的に意見を発信していきたい」と語る。今の「思い」に迫った。

東京大学大学院整形外科学教室 田中 栄 教授

日本の「整形外科学教室」の歴史は1906年、ここ東京大学(当時は東京帝国大学医科大学)で始まった。「整形外科(ドイツ語:Orthopädie)」という言葉は、国の命でドイツ・オーストリアの外科的矯正術を学んだ初代教授・田代義徳医師が名付けたものだ。「次の100年」へと向かう中、7代目・田中栄教授の思いは。

深谷赤十字病院 伊藤 博 院長

埼玉県北部地域における基幹病院として急性期医療を担う深谷赤十字病院。「個」を重視した初期臨床研修プログラムによって、ここ数年は「人が集まる病院」としての評価も築きつつある。人材の育成で大切にしているのは「態度・習慣」だと伊藤博院長は語る。目指すのは、チーム医療を支える「温かい心をもつ医師」の輩出だ。