日本医科大学大学院 泌尿器科学教室 近藤 幸尋 教授
内視鏡手術を強みに歴史を重ねてきた日本医科大学泌尿器科。積極的なロボット支援下手術の推進など先端的な医療を提供するとともに、「患者と一緒に考える過程が大事」と近藤幸尋教授は強調する。
内視鏡手術を強みに歴史を重ねてきた日本医科大学泌尿器科。積極的なロボット支援下手術の推進など先端的な医療を提供するとともに、「患者と一緒に考える過程が大事」と近藤幸尋教授は強調する。
ロボット支援下手術が日本で保険適用となったのは2012年。前立腺がんに認められた。昨年、手術支援ロボット「ダビンチ」が2台体制となるなど、診療体制の強化を進める和歌山県立医科大学泌尿器科学講座。よりスピード感のある進化を目指している。
設立40周年を迎えた滋賀医科大学泌尿器科学講座。就任6年目となった河内明宏教授の座右の銘は「心」。心を込めて人と接し仕事をすることが信条だと語る。一つひとつの責務に丁寧に向き合う教室を目指す。
日本では、60歳以上の8割近くが何らかの排尿障害を抱えていると言われる。特に女性は尿道が短いため、尿もれや膀胱炎に悩む人が多いとされる。女性を取り巻く泌尿器疾患の現状について、スペシャリストである武井実根雄・原三信病院泌尿器科部長に話を聞いた。
「患者さんの希望と状態をよく把握して治療法を選択していきます」と九州大学泌尿器科の江藤正俊教授は、何度も繰り返す。手術、化学療法、放射線治療、さらには免疫療法。さまざまな選択肢を提示し、患者にとって、より良い治療法を模索し続ける。
小児から高齢者まで、あらゆる世代の「排泄(はいせつ)」をきちんとマネジメントして、尊厳を守りたい。その一心でサイト「みんなの排泄ケアネット」を立ち上げ、運営する佐賀大学医学部泌尿器科。県内外から注目を集める「排泄」に関する取り組みについて、野口満教授に聞いた。
沖縄県内の泌尿器科医によって情報提供や連携を目的に結成された「うろゆい会」。なぜこのようなネットワークが必要だったのか。沖縄県の現状とあわせて、「うろゆい会」発起人である琉球大学の斎藤誠一教授に語ってもらった。
がんの根治と検査・手術の低侵襲化の両立を目指し、臨床、研究、教育に取り組む鳥取大学腎泌尿器学分野。武中篤教授に、前立腺がんの手術や診断の最新事情について聞いた。
診療科長として実質3年近く教室運営に携わり、今年7月、3代目教授に就任した。生まれも育ちも香川県。初となる香川大学出身教授として、実現していきたい未来とは。