九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

愛知県看護協会 会長 鈴木 正子

愛知県看護協会 会長 鈴木 正子

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 新年あけましておめでとうございます。

 新年の日々、いかがお過ごしでしょうか。

 ネット社会といわれる現代、私たちの暮らしに、インターネットは深く根ざしています。インターネットはボーダーレスです。使う者に都道府県境はおろか国境もまったく意識させません。今、医療の世界もボーダーレスとは言えませんが、境界線が薄れてきています。看護師を例にとれば、ほぼ病院・診療所に限局されていた活動の場は、介護施設、企業、保育園や幼稚園、学校などの教育機関にも広がっています。業務についても、特定の診療補助行為を医師の手順書に基づいて行うことができる特定看護師の制度も開始されるなど、拡大が続いています。これは他の医療職でも同様でしょう。急速に進行する少子高齢化、高度化する医療技術、移り変わりが激しく複雑化する社会情勢には、各職能が境界にこだわって業務を遂行していてはすでに対応できないのかもしれません。

 インターネットの今日の発展は、全体を厳しく管理する核となる仕組みがなく、規制が最低限であったためといわれています。そのため、数々の犯罪の媒体にもなっています。私たちが身を置く医療の世界は、常に生命に向き合っています。それゆえ、拡大を続ける職域や複雑化する業務に、野放図ではいられません。一人ひとりの看護職が自信をもって対応できるように、彼らの心と技術を支え、有事に手を差し伸べられる、信頼される看護協会でありたいと思います。

 愛知県看護協会では、一昨年来、看護研修会館の新築計画を進めています。目指すべきものは会館ではなくセンターです。センターは文字通り「中心」です。県下に散らばっている看護に関するあらゆる情報やサポートが集約され、「看護に関する問題は、あそこに行けば解決点を見いだせる」と思っていただける、愛知県の看護に関する拠点です。

 平成が終わる大きな節目となる本年。そして来年は、ナイチンゲール生誕200年です。この偉大な先人には「あなた方は進歩し続けない限りは退歩していることになるのです。目的を高く掲げなさい」という有名な言葉があります。センターの構築は遠大な計画かもしれません。今年の干支のように猪突猛進とはいきませんが、着々と愛知県の看護の拠点づくりへの足場を築く年にしたいと思います。どうか、多くの医療職能の皆さま、お力添えをお願いします。

 医療界の発展、皆さまのご健康とご多幸を祈りますとともに、本年も愛知県看護協会に一層のご支援、ご協力をいただきますようよろしくお願い申し上げます。

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