九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

順天堂大学医学部附属静岡病院 院長 三橋 直樹

順天堂大学医学部附属静岡病院 院長 三橋 直樹

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 あけましておめでとうございます。

 本年4月には天皇が退位され平成が終わりになります。この約30年の平成の世の中はどうだったのでしょうか。平成元(1989)年には私はまだ順天堂の一員ではありませんでした。平成元年、首相は宇野首相、オウムが坂本弁護士一家を殺害、美空ひばりが死去、日経平均は史上最高の3万8915円を記録となっています。

 こんなことを聞いて30年前はずいぶん古くなったと感じるかあるいはほんのちょっと前と思われるかいかがでしょうか。

 私は平成10(1998)年に本郷の順天堂から静岡に赴任してきましたのでちょうど20年になります。その間に私の専門とする産婦人科に限っても近隣の病院でそれを閉じた病院が2軒あり地方の医療情勢は厳しくなるばかりです。しかしこれがこのまま続くかというとそうとばかりも言えないでしょう。ここ静岡県東部では高齢化はどんどん進んでいますがそれに加えて人口減少が始まっています。団塊の世代の高齢化で入院患者数はいましばらく増加が見込まれますが外来患者数は必ずどこからか減少に転じるはずです。すでにかなり外来は減ったという施設もあると聞いています。

 本年のもう一つの問題は消費税の10%への増加でしょう。今でも薬品や診療材料の高騰にどの病院も悩んでいると思いますがこのわずか2%の消費税のアップを乗り切るのは大変だと思います。病院全体で乗り切らなければならない大問題だと思っています。

 悲観的なことばかり書きましたが、戦でもなんでも最悪のケースを予測してことに臨む必要があると先人は教えています。もしよい知恵があればお教えいただきたいと思っています。

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