九州医事新報社 - 地域医療・医療経営専門新聞社

藤田医科大学病院 病院長 湯澤 由紀夫

藤田医科大学病院 病院長 湯澤 由紀夫

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 謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 昨年は、開学50周年を迎え、大学名称を「藤田医科大学」と変更し、病院名称も「藤田医科大学病院」として新たなスタートを切りました。これにより次の半世紀に医学・医療等のイノベーション(革新)を進める大学・大学病院の姿勢を鮮明に表明し、一層広範な社会的浸透を目指してまいります。

 当院は病床数では国内最多の1435床を有し、先進医療の推進と医療の国際化はもちろん、地域医療にも貢献する病院を目指してその機能を充実させ、多くの疾患に(MDC指標:大学病院として3年連続国内1位)対応できる体制を維持しております。

 昨年1月には、新たに新B棟をオープンしました。新B棟には、430床の一般病床に加え、3階には総合周産期センターの機能を持つ産科病棟(MFICU6床、NICU 12床、GCU 18床)、8階には子ども病棟を設置し、周産期から小児医療の高度機能を集約しています。新耐震基準を満たした災害に強い病院施設づくりが完了し、愛知県の基幹災害拠点病院として、有事の際の災害医療のセンター病院としての機能が確立されました。

 新B棟の建設と併せて、9月には3号棟の改修が終了し、A・B 棟に続き新C 棟として名称を統一し、ここに病院機能の集約化が終了いたしました。

 また、昨年8月には、国際的な医療施設評価認証機関であるJCI(Joint Commission International)の「アカデミック・メディカルセンター病院」プログラムの認証を取得いたしました。

 これら患者さんのための医療安全に係るハード面、ソフト面のさまざまな取り組みは、当院開院時に創設者が掲げた”我ら、弱き人々への無限の同情心もて、片時も自己に驕ることなく医を行わん”という病院理念を実現すること、そのものであり、患者本位の世界基準の医療・福祉の提供を行うためにまい進しております。

 これからも患者さんの満足度が最も高く、同時に大学病院として世界水準を保った質の高い先進的な医療を安全に提供することにより、社会に貢献したいと考えております。

 本年も引き続きご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

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