獨協医科大学病院 病院長 平田 幸一

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 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。本年4月で平成も終わりという記念すべき新しい年の幕開けに病院長としてご挨拶を申し述べます。

 2018年、新たに特定機能病院には、医療安全、感染制御に加え倫理面、特に治験をはじめとした新法令による組織づくりが国から求められ、その体制づくりを行ってきました。病院経営について述べさせていただきますと、1195床である大学病院病床の多くが高度急性期に分類され当然のことながら急性期治療が終了した患者さんの受け皿となっていただける医療施設との連携医療が重要であり、今後地域包括ケアという新しい取り組みを見据えた抜本的な改革を推進してゆきます。

 2018年での具体的な成果としては、より高度で安心、安全な先進的医療を患者さんに提供するため、快適で安心な正常分娩のための施設であるバースセンター、超急性期血栓溶解療法・回収療法を行う脳卒中センター、重症糖尿病に対する糖尿病センター、ロボット手術支援センターさらにはアレルギーセンターの運用を開始しました。

 また、栃木県で唯一のがんゲノム医療連携病院として認可を受けることができ、また先に述べたアレルギーセンターはこれまた栃木県で唯一の認定施設で、関係の皆さまには心より感謝いたしております。 これに加え、当院の臨床研修医のマッチ率が、2年連続でプログラム定員59人がフルマッチという素晴らしい結果となりました。これもひとえに臨床研修センターの皆さま、さらには獨協医科大学病院のブランド力を上げていただけた職員全員のおかげと感謝しております。

 本院の世界に対するブランド力向上のための努力の一つとして、大学および大学病院における国際交流があげられます。これまでに引き続き友好大学であるドイツ・ミュンスター大学をはじめとする欧米、アジアの大学医学部、医科大学、病院との学生、医師の交流事業はもとより、医療ツーリズムに関しても中国を中心に具体的に始めることが決定しています。

 本年も患者さんに喜ばれることはもちろんのこと、教職員にも笑顔の絶えない大学病院を守り発展させてゆく所存であり、本年もどうぞ獨協医科大学病院をよろしくお願い申し上げます。

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