九州医事新報社 - 地域医療・医療経営専門新聞社

京都府看護協会 会長 今西 美津惠

京都府看護協会 会長 今西 美津惠

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 新年明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましてはお健やかに新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。

 昨年は地震、豪雨、台風と自然災害が次々と発生しました。京都では台風による山林の倒木被害等により、観光にも大きな影響がでました。

 多発する災害から人命の危険を回避するために、早い段階から交通機関が運休し、学校等の休校、会社も休日となる等、危機管理体制が強化される社会となりました。

 当協会では受講者の安全を考慮し、「災害等に伴う研修中止基準」を定め、昨年9月に周知を図った次第です。

 京都府看護協会は昨年70周年を迎えました。

 2012年4月には公益社団法人に移行し、会員数は現在約1万7300人(府内就業者の50%の組織率)となり、さらなる会員確保を目指して活動をしています。

 2015年度から地域医療介護総合確保基金を活用し、地域包括ケアを推進するために、病院から在宅療養移行への看護を切れ目なく継続してつなげるために、各関係機関の看護管理者と顔の見える関係作りに取り組みました。現在は訪問看護師が病院退院カンファレンスに参加し、在宅療養者のアドバイスができるシステム作りを進めています。

 また訪問看護師確保の一環として、2018年3月に「新卒訪問看護師育成プログラム」を作成し普及啓発に努め、他機関、多職種等が協力し地域で育てる風土作りに努めています。

 当協会は看護職の資質向上はもとより、医療・社会情勢の変化に柔軟に対応し、会員・府民に寄与し信頼される職能団体として活動する所存ですので、今後ともご支援ご鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。

 結びに皆さまのご健勝とご多幸、各関係機関のますますのご発展をお祈り申し上げ新年のご挨拶とさせていただきます。

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