九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

大阪医科大学 学長 大槻 勝紀

大阪医科大学 学長 大槻 勝紀

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 新年明けましておめでとうございます。皆さまにとりまして健やかな新春をお迎えされたこととお慶び申し上げます。

 学長に就任しまして早3年半が過ぎました。就任時に五つの教学改革方針 Innovation (教育改革)、Translational Research(橋渡し研究)、Social Contribution(社会貢献)、Globalization(国際化)、Open Mind(自己改革と情報の共有化)を示しました。

 Innovation では、本学は2年前から高大接続の一環として、学力の3要素を問うAO入試「建学の精神入試」を実施しています。知識はセンター試験で、思考力、判断力、表現力を小論文や面接で、多様な人々と協働して学ぶ態度を高校の評価表を参考にして行っています。医学部におきましては「2023 年ECFMG問題」に端を発し、日本ではJACME(日本医学教育評価機構)が中心となり全国の医学部に医学教育分野別評価(いわゆる国際認証)の受審を求めています。昨年4月末に本学も受審し、高い評価を受け認定されました。本学の教育の特徴として多職種連携教育(IPE)があります。カリキュラムには医学部と看護学部合同の講義、演習や実習が取り入れられています。また3年前から法人合併しました大阪薬科大学薬学部学生もIPEに参加するようになりました。Translational Research についてですが、本学は昨年、大型プロジェクトである文部科学省の私立大学研究ブランディング事業タイプAに採択されました。本事業では、健康寿命の延伸を目的として「たかつきモデル」を提唱し、現在、オーラルケアやインターバル速歩などに多くの市民の参加をいただいています。また私立大学等改革総合支援事業では昨年はタイプ1(教育の質的転換)、タイプ3(産学連携)および5(プラットフォームの形成)に選定されました。今後は研究拠点を特化し、本学の研究の独自性を発揮していきたいと考えています。Social Contribution では2025年問題を意識し、高槻市での少子超高齢化時代に備え、4年前から兵庫県や高知県に対して地域医療、特に高齢化問題に対応すべく医師派遣を行ってきました。Globalization についてですが、これまで本学の中山国際医学医療交流センターが中心となりハワイ大学、アムール医科大学やマヒドン大学など10カ国以上の大学と交流を重ねています。今後は留学先の大学と単位認定や単位互換について協定を結び、国際的視野に立っ た学生を増やしていきたいと考えています。OpenMind ですが、大阪医科大学学長室HP「学長のOpen Mind」にIf you seesomething, say something. So, change yourselfand change OMC together. を掲げました。大学のステークホルダーとともに大学改革を行っていきたいと考えています。

 最後になりましたが皆さま方のご多幸とご健康を祈念いたしまして新年のご挨拶とさせていただきます。

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