九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

山口県医師会 会長 河村 康明

山口県医師会 会長 河村 康明

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 新年明けまして、おめでとうございます。

 平成の終わりの新年を迎えるにあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます。

 少子高齢化の波がいち早く到来した山口県ですが、山口県医師会では会員が一致団結して、この荒波を乗り越えようとしています。

 しかしながら、いよいよ2025年にはすべての団塊世代が75歳以上へ到達することにより、山口県内の医師の高齢化がますます進み、しかも45歳以下の若手医師の 極端な減少という、危機的状況が迫ってきております。県内の医師確保が進まない現状に鑑み、この4〜5年は何とか現状の医師数で乗り切ることは可能と考えますが、将来に禍恨を残さないように、「オール山口」で医師数の増加に取り組むことが重要だと考えています。

 5年間の猶予期間があるとはいえ、医師の働き方改革については、医師の人生設計に及ぼす影響も大でありますが、算定手法や教育・診療・研究の区別が特に大学病院や教育病院では困難であり、今後、検討課題として表面に現れると考えます。その際は、医師としての意見が重要なファクターとなるに違いありません。

 また、本年10月には消費税率が10%に上がるものと考えられ、特に高額な医療機器を使用する病院におかれては将来設計を考慮に入れつつ、その影響を最小限にくい止める方策を、日本医師会と共に考えていかなければいけません。

 地域医療構想及び各医療圏での調整会議では、郡市医師会の会長諸氏が議長を務められていますが、表面上の用意された討議だけでなく、医療側の長年の検討事項もふまえて、より現実的な、より率直な生の討論をしていただき、地域医療の崩壊を防止くださるよう切にお願いいたします。

 地域包括ケアにおいては、多職種の連携が焦点に捉えられてはおりますが、在宅医療や看取りの問題は、山口県においては独居や老人施設が多く、医師の存在無くしては成り立たないものであり、地道な方法ではありますが、数十年前の医師の如く、こつこつと往診を成し遂げていく方法が、これらの問題を解決する一番の近道ではないかと考えています。さらに医師同士の連携など、新しい時代に合ったスキルがあれば、進めてほしいと思います。

 終わりにあたり、皆さま方のご協力・ご支援を重ねてお願いして、新年のご挨拶といたします。

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