九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

長崎県看護協会 会長 西村 伊知恵

長崎県看護協会 会長 西村 伊知恵

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 謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 今年の干支はイノシシ。イノシシは、無病息災や作物の神様でもあるそうです。

 昨年は災害の多い年でありました。特に大阪府北部を震源とする地震、西日本豪雨、北海道胆振東部地震は多くの被害をもたらしました。被災された皆さまにお見舞い申し上げますとともに、今年が皆さまにとって、無病息災の実り多い年となりますことをこころから願っております。

 さて、まだまだ先だと思っていた「2025年」がすぐそこに見えるようになってきました。地域包括ケアシステムの構築に向けての取り組みには地域差はありますが、長崎においても進んでいます。

 私は島生まれの島育ちですが、島での生活で記憶に残っている忘れられないシーンがあります。それは"寄り合い"です。家事が一段落した時間になると、近所のおばちゃんたちがひとつの家に寄り、夜遅くまで、お茶を飲みながらおしゃべりしていたことを今でも鮮明に覚えているのです。この場は、それぞれのできごとを共有する場であり、それぞれの身の上におきていることを確認する場、解決策を見いだす場になっていたのではないかと考えます。これは、今、私たちが構築をめざして動いている地域包括ケアシステムのひとつの構図に通じるような気がいたします。長崎県は離島、へき地が多く、高齢化も進んでいますが、地域の寄り合いは自助、共助の原点、これが長く維持できる社会の実現をめざし、県民として、看護職としての役割発揮につないでいきたいと考えます。

 私たち看護職の役割は、病気や障害で入院生活を送ることになった人たちが、いち早く自分の居場所に戻れるように支援すること、そしてその生活ができるだけ継続できるように心身ともに整えていくことの手助けをすることであると考えます。その役割を果たせる看護職であるために、長崎県看護協会では看護の質向上のための取り組みを継続して行いたいと考えます。看護の量の確保についても、ナースセンター機能を強化して取り組んでいきたいと思います。

 医師会の皆さまはじめ関係の皆さまのご指導とご協力をお願いいたします。

 平成から新しい元号へ変わる節目の年、皆さまにとって良い年となりますようにお祈りいたします。

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