九州医事新報社 - 地域医療・医療経営専門新聞社

産業医科大学若松病院 病院長 酒井 昭典

産業医科大学若松病院 病院長 酒井 昭典

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 新年あけましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、健やかに2019年の初春をお迎えのこととお慶び申し上げます。年頭に当たり、皆さまにご挨拶申し上げます。

 当院は、2011(平成23)年に開院いたしましたので、今年で9年目を迎えます。前身の遠賀郡立若松分院(明治24年開院)、北九州市立若松病院(昭和38年開院)を含めますと、120年以上の長きにわたり北九州市若松区内唯一の総合病院として地域の中核病院の機能を果たしてまいりました。

 当院の目指すところは、地域に根ざし、地域医療に貢献することです。当院のある若松区の東部は北九州市の中でも少子高齢化の進んだ地域です。高齢者に多い疾患や外傷に対応できる診療体制の整備に力を入れてまいりました。平日昼間は積極的に救急患者の受け入れを行っています。2018年1月から地域包括ケア病床として17床を設置し、敷地内に併設している居宅介護支援事業所と訪問看護ステーションとともに、地域の医療機関と密に連携しながら、退院後に安心してご自宅で療養生活が送れるように支援しています。

 産業医科大学病院との連携を図りながら、メディカルスタッフ・事務職員一丸となって若松病院をますます発展させたいと考えています。昨年は若松区自治会をはじめ各方面の方々からさまざまなご意見をいただく機会に恵まれました。ご要望に応えられるよう対策を立てて改善し、地域の皆さまから求められる医療をきめ細やかに提供できるよう病院を運営してまいります。常に真摯な姿勢で患者第一の医療を行い、安全かつ質の高い医療を提供したいと存じます。

 皆さまのご健康とご多幸を祈念し、新年のご挨拶といたします。今年もご支援とご協力のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

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