九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

福岡大学筑紫病院 病院長 向野 利寛

福岡大学筑紫病院 病院長 向野 利寛

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 新年明けましておめでとうございます。

 皆さま方におかれましては、良いお年を迎えられたことと拝察いたします。旧年中は福岡大学筑紫病院に多大なご厚情をいただき、誠に有り難うございました。

 さて、病院経営は年ごとに厳しさが増していますが、昨年4月の診療報酬改定では一般病棟入院基本料の重症度、医療・看護必要度の基準が厳格化されました。当院は、重症度、医療・看護必要度30%以上を目指し、院内で幾度も会議を開いて調整を行った結果、その目標を達成することができました。今後も高度急性期病院としての機能を維持し、地域医療に貢献できるものと自負しています。

 診療体制に関しては、昨年10月から脳神経外科教授に福岡大学医学部から東登志夫先生が赴任し、同時に脳卒中センターに脳神経内科医が2人赴任しました。脳神経疾患に対する診療体制の強化により、筑紫地区の脳卒中診療のさらなる発展を目指します。

 また、当院は地域がん診療病院の指定を受けていますが、これまで5大がんの中で乳がん治療の症例数が少ない状況でした。これは当院のみならず、筑紫地区全体の問題と認識していましたが、福岡大学病院と協議して、今年4月から乳腺、胸部外科専門の医師を新たに迎えることとなりました。今後は乳がんなどの胸部の腫瘍にも対応していく予定です。

 現在、国の働き方改革が進められていますが、その一環として、当院も昨年7月から土曜日の外来はすべて予約制としました。これは、医師を含む医療従事者の時間外労働が増えないようにするためのものです。皆さま方には大変ご不便をおかけしますが、ご理解のほどお願い申し上げます。

 地域包括ケアシステムの構築が推進されている中、在宅移行に係る支援がますます重要視されてきています。地域医療支援病院としての役割では、今後も一昨年に開設した在宅支援室の充実を図り、医師会や訪問看護ステーションと協力しながら、筑紫地区で安心して在宅医療を受けられるよう環境整備に努めていきます。より一層のご指導、ご協力をお願い申し上げます。

 最後に、今年が皆さま方にとって、より良い年でありますよう祈念いたします。

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