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琉球大学医学部附属病院 病院長 藤田 次郎

琉球大学医学部附属病院 病院長 藤田 次郎

飛行機内はパワースポット?

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 病院長になって4年目になる。医学部職員を対象とした年頭の挨拶に際し、琉球大学医学部附属病院から見た初日の出をパワーポイントで紹介している。2018年の正月はスーパームーンでもあったため、日の出(元旦、2日、3日の3日間)に加えて月の写真も一緒に紹介した。初日の出は富士山というのが定番であるが、琉球大学医学部附属病院からの初日の出は、「神の島」である久高島(沖縄最強のパワースポットの一つ)から昇るので、厳かな雰囲気がある。さて琉球大学に勤務していることもあり、飛行機に乗る機会が多い。日本航空のホームページ内に「富士山どっち?」というサイトがあり、通常の飛行ルートにおいて、富士山がどちら側に見えるかを案内してくれる。那覇から東京に向かう便では、左側に富士山が見えるが、乗客はそれを熟知しており、羽田空港に向かう便は、左側の窓側席から埋まっていく。東京への出張では、私が座席指定をしようと思いたった時点で、富士山の見える窓側の席はほぼ埋まっている。皆が上空から富士山を見たいからである。運よく左側の窓側席が取れた際には、飛行機が富士山を回るように羽田空港に着陸するため、いろいろな角度からじっくりと富士山を観察することができる。冬場は夏場より空気が澄んでいるためか富士山はくっきり見え、また10月下旬〜6月下旬ごろまで、冠雪の富士山を楽しむことができる。航路によっては、火口がはっきり見えることもある。富士山を観察していて、ある考えが浮かんだ。なぜ多くの登山客が富士山の山頂を目指すのであろうか、これは富士山頂(標高3776m)がパワースポットであるからであろうと。一方、ジェット機の巡航高度は1万m以上である。すなわち富士山の3倍程度の高さを飛行しているのである。となると飛行機内は強力なパワースポットであるという仮説が成立する。しかも苦労して時間をかけて富士山頂を目指す必要もないのである。1万m以上の高さを飛行する飛行機内はパワースポットであると考えるようになって不思議なことに飛行機に乗ることがまったく苦にならなくなった。むしろ飛行機に乗った後、体調が良くなったように感じる。今では1週間以上、飛行機に乗らないと物足りない感覚になっている。元旦から新たなマイルの積算がスタートする。マイルが貯まるのも飛行機搭乗の楽しみとなっている。

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