九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

佐賀大学医学部附属病院 病院長 山下 秀一

佐賀大学医学部附属病院 病院長 山下 秀一

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 新年明けましておめでとうございます。皆さま良き新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 昨年も数多くの自然災害が発生しました。特にこれでもかとばかりに発生し、狙ったように日本列島を通過する台風には苦しめられました。被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。佐賀においては幸いにして大きな被害はなかったのですが、自然の脅威が増す中において佐賀県の高度急性期医療の最後の砦として、大学病院の事業継続計画の設定に努力いたしました。おかげさまで一応形が整いましたが、今後とも訓練を繰り返しながらさらなる改善を目指してまいります。

 昨年も申し上げたところですが、私が病院長を務めます佐賀大学医学部附属病院は2011年の外構工事からスタートした病院の再整備を進めてきました。佐賀の地にありながらも世界の医療のレベルに勝るとも劣らない優れた医療設備と機器をそろえるという目標で計画を進めてまいりました。すでに病棟をはじめとする入院機能や集中治療室、手術室、外来化学療法室といった高度急性期医療を完遂するための機能は完成しています。ところが東日本大震災、東京オリンピック開催決定に続く熊本震災の影響で工事費が著しく高騰し、最後に残された外来棟建築は残念ながらストップせざるを得ない状況となっておりました。いつか工事費の高騰も落ち着いてくれるのではないかと期待しながら待っていましたが、なかなか状況は好転しませんでした。そうした中で病院内の各診療科の著しい努力により、ついにこの高騰した建築費用の下でも外来棟再整備を開始することが可能となり、昨年の9月より工事に入っています。皆さまには工事のためにご不便をおかけしますが、良い病院の建築のため、何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

  新しい専門医制度に関しても、とりあえずは順調に開始でき、昨年度のマッチングの結果も、ある程度満足できるものとなりました。大学病院の果たすべき重要な機能の一つである教育に関しても、今後とも変わらぬ努力を継続したいと考えており、その対象となる若い医師が当大学病院を選んでくれたことに喜んでおります。

 本年も引き続き、地域に根ざした大学病院として診療、研究、教育に努めてまいりますので、ご協力と温かいご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

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