九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

佐賀大学医学部附属病院 病院長 山下 秀一

佐賀大学医学部附属病院 病院長 山下 秀一

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 新年明けましておめでとうございます。みなさま良き新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 昨年は北朝鮮問題や衆議院総選挙と、何かと落ち着かない社会情勢にありました。一時頓挫していた専門医制度をバタバタと開始する準備も進められました。私どもが関連する19番目の専門医として発足予定の総合診療専門医制度に関しても、締め切りの前日まで機構から電話で指示が来るという体たらくでいささか心配してしまいました。このような状況下では関係の方々のみならず、初めてのシステムに対して準備を進めている初期研修医たちの混乱もあったと思われますが、なんとかうまく進んで欲しいものです。日本病院総合診療医学会などの関係する学会の責任が重大であることを自覚いたしております。

 私が病院長を務めます佐賀大学医学部附属病院は平成23年の外構工事からスタートした病院の再整備を進めてきました。昨年完成しました東病棟の7階には特別室専用病棟を配備しました。佐賀の地にありながらも世界の医療のレベルに勝るとも劣らない優れた医療設備と機器を揃えるという目標に加え、患者さんの療養環境を少しでも快適なものにすることと、現代社会の中で多様化した患者さんのニーズを汲み上げて実現するための一つの手段として、特別に快適な病棟を用意しました。ある程度高額ではあるが、非常に快適で打ち合わせ等にも使用できる広さを備えた特等A室から、リーズナブルで快適な特等D室まで、4種類のタイプを用意しています。患者さんのさらなる満足度向上に十分なほどの、目をみはるような仕上がりになっています。この施設を十二分に利用して患者さんの療養環境を少しでもよくするために職員一同努力してまいります。

 この東病棟の完成で、高度救命救急センターやハイブリッド手術室などの高度医療施設と新病棟などの大学病院らしい高度急性期医療を行うための入院部門は完成することになり、後は外来棟の改修が残るのみです。オリンピックや地震の影響による建築費高騰のあおりを受け、外来棟改修にかかる費用も当初計画していたものよりもかなり高額にならざるを得ません。しかしながら、佐賀県の医療の最後の砦として県民の健康をしっかりと守り、また医学生や若い医師の教育の場としてふさわしい施設にするためにも、今後ともしっかりと診療してまいります。

 本年も引き続き、地域に根ざした大学病院として診療、研究、教育に努めてまいりますので、ご協力と温かいご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

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