がん拠点病院に求められるのは

地域がん診療連携拠点病院を中心とする医療提供体制の整備で「がん医療の均てん化」が進んだが、診療の質を評価する手法はまだ確立されていない。「格差」が生じていることも課題として浮かび上がってきた。医療安全の確保に関する問題点も指摘されており、がんゲノム医療など、一定の集約化が必要な分野もある。

医療と法律問題58

前々回と同じ、フォンタン術後の意識障害の事例です。本件の先天性心疾患は大型心室中隔欠損で、術前は中隔形成+僧帽弁形成術が予定されていましたが、開胸して心臓内部の形態を確認したところ、中隔形成術は困難と考えられ、フォンタン手術の方針に変更されたようです。当時、3歳でした。

今月の1冊 – 82.さいごまで「自分らしく」あるためにホスピスの現場から

2025年問題の本質は二つ。高齢化の結果として臨死患者が増えるが医療機関のベッド数は減るため、多くの「死に場所難民」が発生するかもしれないこと。臨死患者の救急搬送件数が上昇すれば、「社会復帰可能な救急患者」が命を落としてしまう可能性が高まることー。