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琉球大学大学院医学研究科 育成医学(小児科)講座 わずかな変化に気づく観察力や確かな診断力を

琉球大学大学院医学研究科 育成医学(小児科)講座 わずかな変化に気づく観察力や確かな診断力を

中西 浩一 教授(なかにし・こういち)
1989年神戸大学医学部卒業。同附属病院小児科、
米ケースウエスタンリザーブ大学、和歌山県立医科大学小児科准教授などを経て、
2017年から現職。琉球大学病院副病院長兼任。

 2021年で就任5年目を迎えた琉球大学大学院医学研究科育成医学(小児科)講座の中西浩一教授。コロナ禍の小児病棟の現状、小児科医に求められるもの、今後の運営などを聞いた。

―小児科の現状は。

 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、小児科病棟の患者さんの行動も、抑制されている状態です。
 通常なら歓声が響き、廊下を走り回る患者さんもいるなど、他の病棟にはないにぎやかさがあります。現在は、病室に仕切りを設置し、患者さんはその中で静かに横になっています。付き添いやお見舞いも制限。病棟全体が声を潜めてコロナが通り過ぎるのを待つかのような、少し重苦しい雰囲気があります。

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