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最適な医療を提供する 最も信頼できる病院に

最適な医療を提供する 最も信頼できる病院に

福井大学医学部附属病院
大嶋 勇成 病院長 (おおしま・ゆうせい)
1985年京都大学医学部卒業。
カナダ・モントリオール大学附属ノートルダム病院ルイ・チャールズ・シマーズ研究所、
福井大学医学部附属病院副病院長などを経て、2021年から現職。
福井大学学術研究院医学系部門医学領域小児科学教授兼任。


◎福井県内の医療体制の中心的役割を担う

 病院の理念である「最新・最適な医療を安心と信頼の下で」を実践することで、職員が、やりがいと誇りを持って勤務できる病院を目指したいと考えています。

 地域医療構想による県内医療体制に関しては、県内唯一の特定機能病院および医師養成機関として、中心的役割を果たしていきます。そのためにも、まずは、行政や医師会との連携を強めていくことが必要になるでしょう。

 県内、とりわけ北部にあたる嶺北地域の基幹病院との機能役割分担を進めるとともに、領域によっては附属病院が拠点病院の役割を担い、県内医療体制の要となることを目指します。


◎地域医療機関との差別化・機能分担を

 県内の他病院との差別化・機能分担を図るため、各診療科の得意分野の診療体制のさらなる強化と新規医療技術、先進医療の導入を支援する体制をとりたいと考えています。

 その一方で、新規医療技術導入に伴う診療経費増を抑える方策を、事務部門も交えて検討していきます。さらには、得意診療分野の情報発信、情報公開に努め、地域の医療機関から安心して患者を紹介してもらえる病院を目指したいと思います。

 また、地域医療連携部・医療情報部・診療情報管理部の所管する病診・病病連携に関連する領域を活用し、紹介・逆紹介を増やしていきます。そのためにも、まずは大学附属病院として診療すべき高難度手術対象患者、診断が困難な難病・特定疾患患者数のさらなる増加を図っていきたいと考えています。

 年々手術件数が増加していますが、同規模の大学病院の中で手術室が最も少ないため、手術室1室あたりの稼働率が高くなってきています。今後の手術件数増にも対応し、緊急手術の受け入れが可能になるよう、手術室の増設が必要になっています。そのため、眼科領域を中心として、日帰り手術を主に扱う手術室の増設を検討しています。


◎新型コロナに対応する寄附講座を新設

 新型コロナウイルス感染症の拡大により、福井県において、感染症専門医数が少ないことが問題となりました。そこで、福井県からの寄附による「感染症学講座(寄附講座)」が2021年4月に開設されました。附属病院においても感染症科が独立し、感染制御部と連携して、感染症専門医の育成と県内の感染症ネットワークの中心的役割を果たしていくことが期待されます。

 今回、新型コロナ感染症重症患者をICUで受け入れた際に、ICUの感染対策を考慮しての受け入れ能力の点から、他の重症患者の受け入れを制限しなければなりませんでした。今後、新興感染症の流行時に一般診療機能を維持しつつ、重症感染症患者の診療にも対応できるよう、ICUとは別に利用可能なHCU(高度治療室)の設置なども検討する必要があります。


◎不妊治療センター設置、働き方改革も推進

 福井県から、不妊治療専門医を育成するため施設整備の補助金を受けることになりました。この資金をもとに、不妊治療センターの設置を目指しています。このセンターでは、不妊治療から不育治療、さらには、附属病院の総合周産期母子医療センターの機能とも連携を図っていきます。妊娠から出産までの総合的、集学的医療体制を充実させる計画です。

 当院では、医療情報システムやそのネットワークに関しては先進的な取り組みを行ってきました。例えば、ナースコールと看護師が持つ携帯端末との連動、携帯端末位置情報の利用による看護業務の効率化、手指消毒の管理などが挙げられます。今後も、ICT技術の看護分野へのさらなる導入と、働き方改革への展開を計画していきます。




福井大学医学部附属病院
福井県永平寺町松岡下合月23-3
☎️0776-61-3111(代表)
https://www.hosp.u-fukui.ac.jp/

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