九州医事新報社 - 地域医療・医療経営専門新聞社

慢性期医療に転換 ブランド力向上へ

慢性期医療に転換 ブランド力向上へ

小野田赤十字病院
佐藤 智充 病院長(さとう・ともみつ)

1996年川崎医科大学医学部卒業、山口大学医学部附属病院消化器・腫瘍外科入局。
市立八幡浜総合病院、山口大学医学部附属病院総合診療部助手、
小野田赤十字病院外科部長、同副院長などを経て、2021年から現職。


副院長を11年間務めたのち2021年4月、病院長に就任。「周囲の人々から寄せられる信頼と期待の総和こそが、当院の価値。さらに高めていきたい」と語る。理想とする病院実現へのロードマップを、どう描いていくのか。

需要と将来を鑑み 高齢者医療へシフト

 これまで段階的に医療機能の再編を進めてきたという小野田赤十字病院。「公的病院として急性期医療を担ってきたものの、地域の高齢化が急速に進み、そのニーズは減少。逆に慢性期医療や介護の需要は増加すするばかりでした」。急性期医療を維持するにはマンパワーが十分にないという実情もあった。「慢性期医療の質を高めることで、病院の価値を高める方向へかじを切ったのです」

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