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職員や現場を理解し 幅広い医療サービスを継続

職員や現場を理解し 幅広い医療サービスを継続

特定医療法人萬生会 熊本第一病院
畑 裕之 院長(はた・ひろゆき)

1984年熊本大学医学部卒業。米テキサスMDアンダーソンがん研究所、
アーカンソー州立大学付属アーカンソーがん研究所、
熊本大学大学院生命科学研究部生体情報解析学分野教授などを経て、2021年から現職。

◎教育・研究から病院運営の現場へ

 前職は、熊本大学大学院生命科学研究部生体情報解析学分野にて、教育、研究に携わってきました。

 臨床の現場とは離れていたのですが、今後は院長として、独自の視点を持って、医療全体を広く見渡していきたいと思っています。

 医師となって29年。その間、熊本大学病院血液内科に所属し、多発性骨髄腫という血液腫瘍の診療と研究を行っていました。その後、熊本大学医学部保健学科で9年間、学生教育や大学の管理運営にも携わっていました。

 これらの経験を生かしながら微力ではありますが、熊本第一病院の力になれたらと願っています。

◎医療サービスの充実を図るために

 熊本第一病院では、内科的疾患を中心に、急性期から慢性期、終末期に至るまで、幅広い医療を展開しています。
 大きく分けると、以下の八つになります。
①血液がんの抗がん剤に よる治療
② がんの緩和ケア
③糖尿病、循環器、消化器疾患の専門医による治療
④長期にわたる療養的医療
⑤地域包括枠を生かした診療
⑥老人介護施設に入所されている方々の診療
⑦在宅の患者の訪問看護、診療
⑧デイケア

 以上のように提供できる医療サービスは多岐にわたっており、多くの方に利用していただいています。今後も、これらのサービスの維持向上に努め、患者さんに信頼と満足をいただける医療サービスを展開していきたいと思います。

 生きている限り、人は健康であり続けることは、困難かもしれません。さらには、老い方や病気の種類、重症度は人それぞれです。きめ細かな医療サービスを提供するためには、画一的ではなく、個人の状況に合わせた医療を提供することが必要です。そのことを職員一同、あらためて意識を持って、取り組んでいきたいと考えています。

◎新型コロナの対策をより迅速に

 新型コロナウイルス感染症の対応は、これまで感染拡大という現実が先行して、対策に追われてきた感があります。当院では、県内外での感染状況を独自に解析し、定期的な対策会議を行っており、厳しめの対策を講じてきました。

 いまだに終息が見えない中で、「ウイルスを病院に入れない」「スタッフが持ち込まない」といった工夫を強いられており、医療スタッフの負担は大きくなるばかりです。

 一方、当院ではワクチン接種も積極的に行っています。病院スタッフは、ワクチン接種を企画、協力することを通して、「コロナ禍の終息に一役買っている」という意義を感じているのではないでしょうか。

◎幸せに働くために、まずは「現場を知る」

 就任して日が浅く、院内のシステムを覚えるのが精いっぱいという状況です。まずは、「現場を知る」ことが重要だと考えています。

 当院の多種多様な医療サービスは、医師だけではなく、ここで働くあらゆる職種のスタッフに支えられています。さまざまな社会的背景を持った患者さんが集まってくる一方で、医療は高度に発展し、細分化されるばかりです。現代の医療では、とかく大局的な視点が失われがちです。

 「その人らしさを支える手」をスローガンに、全スタッフがさまざまな視点からきめ細かく、バランスよく、より個別に、患者さんを全人的に支えることを目指してきました。このスローガンを実現するためにも、全職種の働きをよく理解し、現場の人々が幸せに働くことができる環境をつくることを大切にしていきたいと思います。

特定医療法人萬生会 熊本第一病院
熊本市南区田迎町田井島224
☎️096-370-7333(代表)
http://vansay.jp/kumamoto/

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