どう考える?withコロナの「広報戦略」

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「会えない時代」を見通す

 新型コロナウイルス感染症の流行から1年以上が経過した。

 受診控えなどもあり、外来入院患者数や人間ドック受診者は減少。独立行政法人福祉医療機構の「病院経営動向調査」によると、回答した278病院のうち、半数の病院で、医業収益(2020年4月実績〜2021年2月見込み)が前年度比で1割以上減少するなど、病院の収益にも大きな影響が出ている。

 「患者に選ばれるには?」「知ってもらうには?」…。改めて病院の「広報戦略」への関心が高まっている。Evidence Based PR(根拠に基づいた広報)の観点から、患者や医療職に選ばれるための病院広報を議論する「病院マーケティングサミットJAPAN」の代表理事、竹田陽介氏は、「病院広報は、目先の集患だけでなく、医療人として社会全体への情報発信を意識することで、地域における長期的なブランディングにつながる」と指摘する。その真意を聞いた。

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