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県民の健康寿命延伸へ 産官学で予防啓発

県民の健康寿命延伸へ 産官学で予防啓発

愛媛大学大学院医学系研究科 循環器・呼吸器・腎高血圧内科学講座(第二内科)
山口 修 教授(やまぐち・おさむ)
1995年大阪大学医学部卒業。
大阪警察病院、日本学術振興会特別研究員、
大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学准教授などを経て、2018年から現職。


 愛媛大学は、愛媛県、製薬会社・ノバルティスファーマと、愛媛県民の循環器疾患による死亡率の低下を目指す産官学のプロジェクトを2020年7月に始動させた。産官学の連携を働きかけた山口修教授に、実現に至るまでの経緯や活動内容、今後の展開を尋ねた。

―産官学連携の経緯は。

 3年前に当大学に着任して愛媛県の循環器疾患の状況を調査した際、「あまり良くない状況」であることを認識しました。2015年の人口動態統計特殊報告によると、県内の心不全による死亡率は女性が全国1位で、男性は2位。全国平均よりも約1.6倍高かった。循環器病対策基本法が成立したこともあり、何か私たちにできることはないか考え、県知事に面会する機会を設けてもらいました。

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