進化続ける尿路結石治療発症前診断やVR活用も

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名古屋市立大学大学院医学研究科
腎・泌尿器科学分野
安井 孝周 教授 (やすい・たかひろ)
1994年名古屋市立大学医学部卒業。
名城病院泌尿器科医長、海南病院泌尿器科部長などを経て、2015年から現職。

 患者数が増加傾向にあると言われる尿路結石。名古屋市立大学腎・泌尿器科学分野では、尿路結石のリスクを評価する新たな診断マーカーの発見や、砕石手術の術前シミュレーションにおけるVR(仮想現実)の活用など、意欲的な挑戦を続けている。安井孝周教授は「近年、尿路結石の治療は劇的に変わりました」と話す。

―診断マーカーの研究について教えてください。

 尿路結石を発症しやすい人と、そうでない人。なりやすい時期や、なりにくい時期。発症する前にその人のリスクを評価できないだろうか。そう考えたことが研究の出発点です。

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