医療提供体制を守る 「現地司令官」は病院長
2020年1月29日 病院長会議開催を提案
生かされた5年前の経験 エボラ受け入れ対応
「県内の感染症指定医療機関の病院長を集め、会議を開く必要がある」
2020年1月29日、福岡県庁で開かれた福岡県感染症危機管理対策委員会に出席した福岡県医師会参与(当時副会長)の上野道雄氏は、その思いを強くした。
当時、新型コロナウイルス感染症が中国・武漢を中心に爆発的な拡大を見せていた。「コロナは必ず福岡にも来る。戦後初めて、2類感染症と戦う機会になるかもしれない。数十年使っていなかった感染症病室であっても、利用の必要性に迫られるだろう」