2018年12月、「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」(以下、循環器病対策基本法)が成立した。大規模なデータベース構築を目指す動きもあるなど、循環器病を取りまく状況に変化が訪れている。
循環器病のインパクトは
循環器病対策基本法の成立を受けて、国は「循環器病対策推進基本計画」を策定し、少なくとも6年ごとに内容を見直すことが義務付けられる。また、都道府県は「都道府県循環器病対策推進計画」の策定に努め、6年ごとの変更を目指す。さまざまな施策を通じて循環器系の疾患の継続的な啓発や、迅速な搬送と受け入れ体制の整備、研究の促進など、総合的な循環器病対策を推進。国民の健康寿命の延伸、医療・介護費の軽減につなげる。