九州医事新報社 - 地域医療・医療経営専門新聞社

現地の医療者を育てるアウトバウンドの医療を

現地の医療者を育てるアウトバウンドの医療を

医療法人社団 KNI 北原 茂実 理事長 (きたはら・しげみ)
1979年東京大学医学部卒業。
1995年北原脳神経外科病院(現:北原国際病院)開設などを経て、1996年から現職。

 「医療は、よりよく生き、死ぬためのすべてを包含した総合生活産業である」―。こう語るのは医療法人社団KNIの北原茂実理事長。2016年に、カンボジアに「サンライズジャパンホスピタル」を開設。医療の海外進出にどこよりも先駆けて取り組んできた、同法人グループの国際展開の動向、今後の展望について話を聞く。

―医療の国際展開について。

 私たちが2016年にカンボジアに開設した救命救急センターを有する「サンライズジャパンホスピタル」。当初は日本人の医療スタッフが中心でしたが、今では150人のカンボジア人スタッフが中心となって診療にあたっています。運営は軌道に乗り、黒字化も実現しました。

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