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母子感染のリスク減らし幼子の後遺症を防ぎたい

母子感染のリスク減らし幼子の後遺症を防ぎたい

神戸大学大学院 医学研究科外科系講座 産科婦人科学分野
山田 秀人 教授(やまだ・ひでと)

1984年北海道大学医学部卒業。同大学病院、米マサチューセッツ州ハーバード医学校、
北海道大学大学院医学研究科産科生殖医学分野などを経て、2009年から現職。

 母子感染する疾患「TОRCH(トーチ)症候群」。その多数を占める、サイトメガロウイルス感染の新生児尿検査とトキソプラズマ感染の抗原虫薬治療が、それぞれ保険適用となった。立役者の1人、山田秀人教授は教室を率いて11年。地域の周産期医療や、研究の進捗(しんちょく)についても聞いた。

―TОRCH症候群について。

 トキソプラズマ、その他(梅毒と、パルボウイルスB19など)、風疹、サイトメガロウイルス(CMV)、単純ヘルペスの頭文字から名付けられました。この患者さんの分娩管理や新生児治療を行っています。中でも多い二つの感染症に関して近年、大きな進展がありました。

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