医師の働き方改革への取り組みが急がれる中、労働基準監督署長からの「宿日直許可」の取得が重要な課題となっている。日本医師会が、9月に公表した「医師における宿直許可の取組に関する調査」によると、労基署に申請・相談をした医療機関のうち、「許可を得られた」もしくは「得られる見込み」と回答したのは68%。2割の医療機関で、不許可または不許可の見込みとなった。
明らかになった厳格な適用 医師会は柔軟な対応要請
今回の調査で明らかになったのは、一般的な宿日直基準が厳格に適用されているということ。宿直頻度が週1回を超えた状態で宿直許可を得ることができた医療機関は、8カ所(6・7%)にとどまった。