新型コロナウイルス(COVID−19)感染が拡大し、WHOは3月11日、パンデミック(世界的大流行)と表明した。中国では状況改善が報告されているが、同10日現在、感染者は8万人、死者は3000人を超えた。一方、それ以外の世界では109の国・地域で感染者3万3000人に迫る。日本では感染者513人、死者9人(他にクルーズ船は感染者696人、死者7人)となっている。医療現場に緊張が続き、影響は社会全体に及んでいる。世界、国を挙げての封じ込めができるのか。
最前線ドキュメント 医療法人社団以仁会 稲毛サティクリニック
全国の病院・診療所は厳しい診療を続けている。
千葉市稲毛区小仲台、医療法人社団以仁会「稲毛サティクリニック」も1月下旬から、連日100人を超える感染を心配する患者が殺到し、長期戦が続く。河内文雄理事長(呼吸器内科)は診療の傍ら、SNSで社会に状況を発信する。