患者中心の医療 切れ目ない提供へ

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埼玉医科大学国際医療センター
佐伯 俊昭 病院長(さえき・としあき)

1982年広島大学医学部卒業。
国立病院機構四国がんセンター、米国立がん研究所、
埼玉医科大学国際医療センター副院長・包括的がんセンター長などを経て、
2019年から現職。

 がん・心臓病の高度専門医療と、脳卒中を含む高度の救命救急医療の提供に特化する埼玉医科大学国際医療センター。佐伯俊昭病院長は就任にあたり、同センターが理念として掲げる「患者中心の医療」をいかに具現化するかと考えた。そのための取り組みを早くも始めている。

「患者中心の医療」は実現するのか

 病院長に就任したのは今年4月。埼玉医科大学国際医療センターが掲げる、「患者中心の医療の提供」という基本理念と向かい合い、ふと違和感を抱いた。「病院が患者さんのためにあるのは当たり前。理念として強調しないといけないのか」と。

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