琉球大学大学院医学研究科 胸部心臓血管外科学講座
古川 浩二郎 教授(ふるかわ・こうじろう)
1988年佐賀医科大学医学部(現:佐賀大学医学部)卒業。
米ベイラー医科大学、佐賀大学医学部胸部・心臓血管外科准教授、
国立病院機構九州医療センター循環器センター部長などを経て、2020年から現職。
恩師の勧誘によって心臓血管外科の道へ
生まれは福岡市。父親が勤務医という環境で育ち、自然と医師を目指すようになった。佐賀医科大学医学部(現:佐賀大学医学部)へ進学し、同大学の胸部心臓血管外科教室に入局する。
「当時の心臓血管外科は、かなり厳しい世界。誰でも簡単に進める道ではないと認識していました。私自身、学生時代に医師の手術を見て〝聖域〟のようなものを感じ、自分が立ち入っていいのかと感じたほどです」
ところが、ある人物の誘いによって、聖域への道が大きく開かれる。