徳島県看護協会 会長 稲井 芳枝

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 新年あけましておめでとうございます。皆さま方には、健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 また、日頃より徳島県看護協会の活動に対し、ご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。

 2020年は、全世界で新型コロナウイルス感染症がまん延し、日本においてもいまだに終息のめどが立たない状況が続いており、過去に経験したことのない国難に立ち向かっています。

 徳島県においても、11月末現在181人の陽性者が確認されている状況です。このような中、感染予防対策をとりながら、日夜最前線で働いておられる全ての医療従事者の方々に、心から敬意を表しますとともに、感謝申し上げます。

 徳島県看護協会においても、「設立40周年記念事業」の中止や総会の縮小開催、研修などの中止や延期を余儀なくされました。

 このようなコロナ禍の中、AWAナース(退職した看護職など)に、保健所での電話相談やPCR検査、宿泊療養施設の支援などに、大いに活躍をしていただきました。生涯活躍を実践され、看護の力が結集できたと実感しました。

 また、医療機関などでの感染予防対策の重要な役割を感染管理認定看護師が果たされ、その活躍は素晴らしく、重要性は広く認識されました。しかし、未配置の医療機関なども多数みられます。感染管理認定看護師の人材確保は喫緊の課題となっており、徳島県に対して受講可能な補助の拡大について、要望をいたしました。

 2021年は「WITHコロナ時代」の研修会や会議のあり方について検討し、会員の皆さまのニーズに応えられるようICTの環境整備に努めたいと考えております。

 徳島県は、2025年を待たずに高齢化率はピークを迎えている状況ですが、「県民一人ひとりの状態に適応した保健・医療・介護サービスが提供され、行き場のない患者を生み出さず、すべての県民が安心して暮らせる徳島づくり」の実現に向けて、看護協会会員(約4800人)はもちろん、県内すべての看護職とともにしっかりと役割を果たしてまいりたいと思いますので、引き続き、皆さま方のご理解と一層のご支援をお願い申し上げます。

 結びに、皆さま方のご健勝、ご多幸を祈念いたしまして年頭のあいさつとさせていただきます。

 本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

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