新年あけましておめでとうございます。皆さま方には、健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。また、日頃より徳島県看護協会の活動に対し、ご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。
2019年は、令和元年として、ラグビーワールドカップ開催など盛り上がりの中で新たな時代となりましたが、台風による深刻な被害が全国各地で発生し、10月の台風19号では、日本列島が直撃され、広範囲に甚大な人的・物的被害に見舞われました。被災されました皆さまに心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。
このように、毎年各地で局所的・広域的豪雨に見舞われており、徳島県内でもいつ災害が発生してもおかしくない状況です。生命と安全をも守る私たちには、日頃からの防災対策と発災時の初期対応の重要性を実感しているところで、今後は災害を想定した実践訓練にも力を入れていきたいと考えております。
また、事業としましては、地域包括ケアシステムにおける円滑な看護提供体制推進のために「訪問看護出向支援事業」を実施するとともに、助産師の出向を主とした「助産師活用推進事業」を進めております。看護職の人材確保・偏在化の解消や看護の質向上に寄与するものと考えております。
さて、2020年は、徳島県看護協会設立40周年を迎えます。またナイチンゲール生誕200年の年でもあり、Nursing Nowキャンペーンとともに、10月には「設立40周年記念式典および記念講演会」を開催し、「いのち・暮らし・尊厳をまもり支える看護」の実現を目指したいと思います。
2025年を待たずに高齢化率はピークを迎えている状況ですが、「県民一人ひとりの状態に適応した保健・医療・介護サービスが提供され、行き場のない患者を生み出さず、すべての県民が安心して暮らせる徳島づくり」の実現に向けて、看護協会会員(4708人)はもちろん、県内すべての看護職とともにしっかりと役割を果たしてまいりたいと思いますので、引き続き、皆さま方のご理解と一層のご支援をお願い申し上げます。
結びに、皆さま方のご健勝、ご多幸を祈念いたしまして年頭のあいさつとさせていただきます。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。