九州医事新報社 - 地域医療・医療経営専門新聞社

地域へ貢献するために まずは自分から動く

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菊川市立総合病院
松本 有司 院長(まつもと・ゆうじ)

1986年信州大学医学部卒業。
浜松医科大学医学部附属病院第三内科、
県西部浜松医療センター(現:浜松医療センター)、
菊川市立総合病院副院長などを経て、2019年から現職。

 就任から約半年。病院運営で大事にしたいのは「組織文化」だと語る。「目に見えるものは大事。でも見えないものも、それ以上に大事だと思っています」。病院の存在意義を共有し、職員が共に高め合う風土にしたい、と願う。

いつもそばにいるもう一人の自分

 10歳の少年の目に焼き付いているのは、病室の外に広がる景色。病に伏せる父親を直視できず、窓の外をずっと眺めていた。発見が早ければ、救えたはずの命—。肉親を亡くした記憶が成長するにつれ、じわじわとよみがえってくる。「それが医師になろうと思ったきっかけかもしれません」

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