愛媛大学大学院医学系研究科 脳神経外科学講座 國枝 武治 教授(くにえだ・たけはる)
1993年京都大学医学部卒業、2003年同大学院医学研究科修了。
大津赤十字病院、米クリーブランドクリニック、
京都大学医学部附属病院脳神経外科などを経て、2016年から現職。
脳腫瘍、高齢化に比例して増加すると言われるてんかん、昨年成立の対策基本法に関連する脳卒中の体制整備―。多様な役割が求められる中、國枝武治教授は「やはり〝人〟が重要」と強調する。県内の現状も踏まえて今の思いを語ってもらった。
―育成についてどう感じていますか。
どのような種類の手術が、どれほどの難易度であるのか。画像診断技術などの向上によって、一定程度、予測できるようになりました。もちろん若い先生にいきなりすべてを任せるわけにはいきませんが、安全性が確保できる範囲で、積極的にチャンスを提供したいと考えています。