九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

鹿児島県看護協会 会長 田畑 千穂子

鹿児島県看護協会 会長  田畑  千穂子

 新しい年を迎え、皆さまに謹んでお慶びを申し上げます。新型コロナウイルス感染症の拡大の中、第一線で従事されております医療職の皆さまに心から感謝申し上げます。

 日本看護協会は、看護職が国民の「新しい生活様式を支える」「有事を見据えた安定的な医療提供体制の確保」「感染拡大防止の鍵は看護職の専門性」「看護の力で健康な社会を」の四つの項目を提言しました。

 国民とともに医療従事者が一つになって乗り越えていかなければなりません。地域の医療体制のさらなる強化を図る必要があります。

 鹿児島県は28の有人の島々を含む南北600㌔㍍という地理的な特徴が故に、離島へき地における看護職の分野別偏在、地域偏在が深刻化しております。ナースセンター機能強化を図りながら、2000人を超える潜在看護職にメッセージを送り、再就業セミナーなどを開催しております。

 また、本会は日本看護協会の「地域の医療提供体制確保のための看護職員の派遣調整事業」を受託し、県や県医師会とともに情報共有を図りながら、宿泊療養施設(鹿児島市・奄美市の2カ所)や医療資源の乏しい地域のクラスターに対する看護職の派遣調整などに最善を尽くしております。

 さて、世界では、地球規模の気象変動、自然災害、貧困などに対する持続可能な開発目標(SDGs)への関心が高まっております。看護界も世界保健機関(WHO)と国際看護師協会(ICN)が連携したナイチンゲール生誕200年の記念事業の「Nursing Nowキャンペーン」でSDGsに取り組んでおります。日本看護協会はSDGs17項目の中で「住民の健康を支える看護モデルの確立」「可能性の拡大:より自律した専門職へ」「看護職のディセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の推進」の3項目を掲げております。

 本会は鹿児島青年会議所の主催で鹿児島市やユニセフなど27団体によるSDGs普及事業に参加しました。ブースには新型コロナウイルス感染対策への看護職の活動紹介、看護職への応援メッセージをリンゴの木に飾り付け、子どもたちへ「手洗いできるかな」のコーナーでは親子連れの小さな手の動きに、多くの笑顔が集まっておりました。

 最後に、あらゆる場で求められている看護職です。住み慣れた地域で最期まで暮らせるような社会の実現に向けて、県民の皆さまのニーズに応えられる職能団体としてさらに貢献したいと考えております。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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