九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

高知県看護協会 会長 藤原 房子

高知県看護協会 会長  藤原  房子

 新年、あけましておめでとうございます。皆さま方には、健やかに新年をお迎えのこととお慶びを申し上げます。

 2020年から感染が拡大している新型コロナウイルス感染症は全国でさらに拡大しています。医療の最前線で自らも感染の不安を抱えながら患者さんのケアにあたっておられる医療・看護職の皆さまに心より敬意を表するとともに感謝申し上げます。

 コロナ禍の中、看護への関心が高まっています。ナイチンゲール生誕200年である2020年から、世界的なキャンペーンである「Nursing Now―看護の力で健康な社会を!―」が全国で展開されています。 団塊の世代が後期高齢者になる2025年、さらに団塊ジュニアが高齢者になる2040年問題への対応など、医療・看護を取り巻く状況は厳しいものがあります。今後、一人暮らし高齢者、高齢者夫婦世帯、認知症の増加など複雑な状況にある療養者の急増が見込まれる一方で、医療・介護の担い手不足も大きな課題となっています。

 少子化が進む中で小学生・中学生・高校生に看護の魅力を発信し、看護職を志望する動機付けが重要です。当協会では例年、小学生・中学生を対象にした職業体験のイベントに参画し、看護体験を通して看護について興味、関心を持ってもらう取り組みを行っています。

 2020年は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止になってしまいました。また、高校生を対象に8月に実施した看護フェア・進学相談会には、定員を大幅に超える申し込みがあり、急きょ日程を追加して開催し、コロナ禍の中で看護への関心や看護職への進路選択の意志の強さを実感しました。

 高知県は、人口自然減が全国より15年、高齢化は10年先行して進んでいます。このような背景の中、高知県では2010年に「日本一の健康長寿県構想」を策定し、「県民の誰もが住み慣れた地域で、健やかに心豊かに安心して暮らし続けることができる高知県」を目指して取り組みが行われています。

 当協会では、医療と介護の連携による地域包括ケアの推進を重点事業に掲げ取り組んでいるところです。その一つとして病院・施設・地域間をつなぐ看護サービスが提供できる人材育成のためにさまざまな研修事業を行っています。これらの研修を受講した看護職が、高知県の地域性に応じたケアが提供できるよう継続した取り組みをしていきたいと考えます。

 最後に新型コロナウイルス感染症の収束と、医療に携わる皆さま方のご健勝を心からお祈り申し上げます。

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