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順天堂大学医学部附属順天堂医院 院長 髙橋 和久

順天堂大学医学部附属順天堂医院 院長   髙橋  和久

 明けましておめでとうございます。謹んで新年のごあいさつを申し上げます。2019年4月1日より院長を拝命しました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 新年を迎えるにあたり、2019年1年間で達成したこと、そして今年の計画、目標、抱負などを申し述べます。

 4月の院長就任後「Patient First(患者第一)をモットーに以下のことに取り組んでまいりました。ハード面については、入院支援センターを設置し効率的な入院業務を行うことで平均在院日数の短縮が達成できました。同センター内では麻酔科医と歯科医による術前外来が行われ、術後合併症が減少しました。さらに、2月に「脊椎脊髄センター」を、4月に大学病院としては初の「足の疾患センター」を開設し診療科横断的診療体制を強化しました。病棟においては、小児医療センターと周産期センターを10月にオープン、質の高い周産期、小児医療を目指します。さらに10月からは院内救急車を導入し救急体制を強化しました。

 ソフト面では国際病院機能評価であるJCI (Joint Commission International)を更新し、国際診療部を通じたグローバリゼーションが加速しました。さらに、病院機能評価一般病院3にも認定(条件付き)されました。また会計や薬の待ち時間短縮を目指し、医療費あと払いクレジットサービス、薬の宅配サービスも開始しました。さらに産学連携でのイノベーションを促進するため「臨床研究中核病院の申請」を行いました。

 2019年の活動をもとに今年はさらに以下の改革に着手する所存です。ハード面においては、キャンパス・ホスピタル再編事業もほぼ最終段階になり、外来部門の再編を残すのみとなりました。順天堂医院における外来混雑緩和による患者満足度向上を目指して、外来部門を拡充していきます。一方、現在までに完了した病棟やセンターの再編に伴う医療の質の向上、業務の効率化、患者満足度などとともに費用対効果も評価してまいります。ソフト面においての最大の課題は診療、看護、医事、検査業務の効率化です。2024年には医師の働き方改革がスタートするため、タスクシフト、IoT、 AIなどを導入し、さらなる効率化と医療の質、医療安全の向上を図ります。さらに院内救急車の有効利用を含めた救急体制の再整備も行ってまいります。教育病院として研修医教育のさらなるバージョンアップも喫緊の課題です。さらに臨床研究中核病院に認定された暁には、アカデミアとして順天堂から世界にエビデンスを発信してまいります。

 本年も「Patient First」をモットーに不断前進してまいります。今年も順天堂医院をどうぞよろしくお願い申し上げます。

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