九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

金沢医科大学病院 病院長 伊藤 透

金沢医科大学病院 病院長  伊藤  透

 新年明けましておめでとうございます。2020年4月より、病院長に就任させていただいた伊藤透でございます。

 就任直後より、髙島茂樹理事長のご指導の下に新型コロナ感染の第1波の渦中で特定機能病院としての通常の診療に加えて、病院が経験したことのない国難に対峙(たいじ)して行わなければならない環境づくりに奔走している毎日でございます。通常診療を円滑に遂行していくためには、病院に感染を持ち込まない、入院患者さんに感染させないためには、医師をはじめとする病院職員の行動規範を、毎週、全国の感染状況を基に厳しく制定し周知してまいりました。

 同年6月4日より、全身麻酔下での手術治療が予定されている患者さんに対するPCR検査、緊急手術時の患者さんのための抗原検査体制を整えてまいりました。一方、石川県の新型コロナ感染調整会議の方向性に従い、中等症以上の患者さんの入院受け入れ態勢も整えました。調整会議は、県の職員のご指導の下に、石川県の感染指定病院、協力病院、大学病院の院長先生、保健所、消防署関係、医師会、看護協会などの皆さんが集まって、感染された患者さんの入院先などの業務を行ってまいりました。この調整会議のコーディネーターをされているお二人の先生方の人徳で、円滑に進められてまいりました。

 当院の体制は、新型コロナ感染症患者さんの入院依頼は、まず院長の私に第1報が入り、病院理事の北山道彦教授、感染症科の飯沼由嗣教授、野田洋子看護師、中村真寿美看護部長、石田豊司事務長に相談し、主治医を担当していただく呼吸器内科、腎臓内科、内分泌内科、高齢医学科などの担当科に依頼をお願いして、受け入れ受諾を調整会議にフィードバックすることで入院が決まります。病院全体でコロナ感染症患者さんの治療に当たる体制づくりを目指しております。コロナ感染症患者さんの入院がある場合は、原則毎日、病棟医長をしていただいている副院長の大黒正志教授、看護部長と共に病棟を回診し、患者のみならず、看護師の皆さんの勤務状況を見守っております。担当病棟の看護師の心と身体のケアのためにリエゾンナースの介入、アロマテラピーなどのリハビリを積極的に導入させていただいております。

 主治医を担当していただいている内科の先生方、透析、リハビリ、放射線などの支援にあたってくださっておられる職員の皆さまには改めて感謝する次第であります。石川県の特定機能病院の一つとして、新型コロナ感染症患者さんのためにも微力ではありますが尽力させていただく所存です。

この記事を読んだ方は他にこんな記事も読んでいます

最新の記事情報が取得できます

Twitter

「いいね!」ボタンを押すと、最新情報がすぐに確認できるようになります。

Instagram

フォローする」ボタンを押すと、最新情報がすぐにツイート上で確認できるようになります。

Instagram did not return a 200.

コメントはこちらから

[contact-form-7 404 "Not Found"]
メニューを閉じる