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第64回日本形成外科学会総会・学術集会 Evolution

第64回日本形成外科学会総会・学術集会 Evolution

 4月14日(水)から3日間にわたり、ホテル椿山荘東京で開催される「」。「若手に発表の機会を設けようと教育講演を充実させました」と語る獨協医科大学形成外科学・朝戸裕貴教授に、同大学にゆかりのある地で開催される同会への思いを聞いた。

形成外科医を取り巻く課題

 形成外科は、外傷や先天異常、腫瘍切除などによって起こった欠損や変形を、さまざまな手術手技を用いて、治療していく分野です。顔面、体幹、四肢など守備範囲が広く、理解されにくいことが課題となっています。

 治療においては他科との結びつきが多く、日本熱傷学会や日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会にも多くの形成外科医が参加しており、救急における熱傷の治療、乳がんにおける乳房再建などにおいて、多くの貢献をしています。

 しかし、形成外科医の人数が少ないため、いかに研修医や医学生に形成外科の魅力を知ってもらうかが重要です。今回は、研修医や医学生にも参加いただけるよう、特別なご案内もしています。この総会・学術集会が形成外科に興味を持つ機会になればと思っています。

継承し、さらに発展する“Evolution”

 テーマの「Evolution」は継承、改良、発展、進化という意味です。これまでの諸先輩方の創意工夫と努力によって築かれてきたことを、継承し、より良く改良して発展して進化させるという願いを込めて、この一語に決めました。

 プログラムの特徴の一つは、若手の教育です。若手の教授が1人30分、一つのテーマについて1時間に2人が講演する形式で11のテーマを用意しました。また一つの会場で1日中、英語のセッションを行います。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、海外からの演者はウェブでの参加となりますが、海外で学ぶ機会が減っている今、特に若手医師にとって英語での発表の機会は貴重なものになるのではないでしょうか。

 専門医共通講習のうち、感染対策では獨協医科大学医学部微生物学講座の増田道明教授に、新型コロナウイルスについて語っていただきます。医療安全は第二東京弁護士会の小山稔弁護士、医療倫理は大阪大学大学院医学系研究科社会医学講座環境医学教室の祖父江友孝教授と、多方面からの話が聞けるのではないかと期待しています。

 特別講演をお願いしている公益社団法人日本医師会・松本吉郎常任理事は形成外科医でもあります。日本医師会や行政が今何に取り組もうとしているのか、形成外科医として知っておくべきことをお話しいただければと思います。形成外科は専門分野が細分化されており、なかなか形成外科全体を学ぶ機会がありません。この総会では多彩なプログラムに触れ、知見を広げていただければと願っています。

獨協医科大学にゆかりのある地で開催

 獨協医科大学を運営する学校法人獨協学園の発祥の地は東京都文京区。まさに、会場であるホテル椿山荘東京のある場所で、現在も真向かいに獨協学園のルーツである獨協高校があり、この地での開催には特別な思いがあります。直接の参加が難しい方のためにハイブリッド開催となっておりますが、現地に来ていただける方には、休憩時間に、このホテルが誇る素晴らしい庭園を眺め、くつろいでいただきたいと思っています。

総会・学術集会の主なプログラム(予定)

●特別講演1「100年に一度の大転換が起きる」
4月14日(水)午後1時30分~同2時30分 森永 卓郎(獨協大学)
●特別講演2「生体機能を修復する新規バイオマテリアル ~皮膚・骨・血管~」
4月15日(木)午後1時30分~同2時30分 山本 修(山形大学)
●特別講演3「最近の中央情勢について」
4月16日(金)午後1時30分~同2時30分 松本 吉郎(日本医師会)  ※敬称略

会期:4月14日(水)~16日(金) 会場:ホテル椿山荘東京
運営事務局:サンプラネット メディカルコンベンション事業部
メール:jsprs64@sunpla-mcv.com 学会HP:http://jsprs2021.umin.jp/

※情報は3月10日現在のものです。開催について最新の情報は学会HPでご確認ください。

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