九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

第60回日本血液学会中国四国地方会 明日の血液学を担うのは君だ!

第60回日本血液学会中国四国地方会 明日の血液学を担うのは君だ!

 「」が3月13日(土)、かがわ国際会議場で開催される。会長を務める香川大学医学部血液・免疫・呼吸器内科学の門脇則光教授に、テーマに込めた思いや開催に際しての工夫などを聞いた。

テーマにも込めた 若手への思い

 テーマは「明日の血液学を担うのは君だ!」。血液内科の魅力を伝え、若い人に専攻してもらう狙いを前面に押し出しました。プログラムには若手奨励賞の「品川賞」があります。35歳以下か卒後10年以下の医師5人が、中国・四国地方の血液内科教授の前で発表する形式。内容や発表の手法などに対して厳密に点数をつけ、合計点で賞を授与します。若手にとっては非常に緊張するシチュエーションでも、発表の良い訓練になるはず。候補に選ばれた5人はこの機会を成長の場と捉え、ぜひ頑張ってほしいですね。

悪性リンパ腫や骨髄腫など 講演テーマに

 特別講演や教育講演、ランチョンセミナーなどは、若い医師に興味を持ってもらえる内容であることはもちろん、中堅やベテラン医師の関心も高い、進歩著しい分野をピックアップしました。

 具体的に言うと、悪性リンパ腫と多発性骨髄腫。いずれも新しい薬が次々と出てきて選択肢が多様になり、その分、治療がかなり複雑化してきました。臨床に当たっている先生の中には情報を整理しながら診療したいと思っている方も多いと考え、そのニーズに応えうるテーマとしました。

 特別講演では「CAR-T細胞」という、B細胞性腫瘍に対する遺伝子細胞免疫療法について取り上げます。多発性骨髄腫に対する独自のCAR-T細胞療法を開発した大阪大学大学院医学系研究科教授の保仙直毅氏から、現在の最先端である治療について、お話を伺えると思います。

 教育講演は、多発性骨髄腫をテーマとし、名古屋市立大学大学院医薬学総合研究院生体総合医療学講座血液・腫瘍内科学教授の飯田真介氏にお話しいただくことにしました。飯田氏は、私がこれまで聞いてきた講演の中でも、特にわかりやすいお話をされる方です。若手に向けて、実例を挙げながら具体的に、かつ細部に入り込みすぎず、その分野の大きな枠組みや概念、考え方を教えてくださることでしょう。私自身もとても楽しみにしています。

効果の最大化を狙い 演題数や休憩に工夫

 プログラムでは、一つ一つの講演時間をしっかり確保することを考えて、各セッションの演題数を絞り、最も少ないものでは三つ。最多でも六つに抑えました。さらに演題と演題の間には5分間の休憩を必ず挟み、話が延びた場合のバッファをつくるようにしています。

 また、ランチョンセミナーの前の休憩は15分と長めに取りました。私の経験では、食べながらだと話を集中して聞くことができず、せっかく聞いた内容が〝消化不良〟になってしまう傾向があります。そこで、講演が始まる前にお弁当を食べてしまいたいと思えば、それがかなうスケジュールをつくりました。

 今回は、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、現地開催とウェブでのライブ配信とのハイブリッド開催とする方向です。基本から最先端の情報まで非常に効率良く得ることができ、「参加した甲斐があった」と思っていただける内容を目指して準備を進めていますので、事情が許せば香川へお越しいただき、それが難しくてもウェブで参加していただければと思います。

学会の主なプログラム(予定)

●特別講演「MMG49 CAR-T細胞(仮)」
午後0時45分~同1時35分 保仙 直毅(大阪大学)
●教育講演「多発性骨髄腫の診断と治療、今後の動向」
午後4時20分~同5時10分 飯田 真介(名古屋市立大学)
●ランチョンセミナー「インドレントリンパ腫(仮)」
午前11時45分~午後0時35分 山本 一仁(愛知県がんセンター)   ※敬称略

会期:2021年3月13日(土) 会場:かがわ国際会議場
運営事務局:メッド メール:jsh-cs60@med-gakkai.org
学会HP:https://med-gakkai.jp/jsh-cs60/

※情報は2月10日現在のものです。開催について最新の情報は学会HPでご確認ください。

この記事を読んだ方は他にこんな記事も読んでいます

最新の記事情報が取得できます

Twitter

「いいね!」ボタンを押すと、最新情報がすぐに確認できるようになります。

Instagram

フォローする」ボタンを押すと、最新情報がすぐにツイート上で確認できるようになります。

Instagram did not return a 200.

コメントはこちらから

[contact-form-7 404 "Not Found"]
メニューを閉じる