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第50回日本脳卒中の外科学会学術集会 「技、科学と心意気 〜50年の歩み〜」

第50回日本脳卒中の外科学会学術集会 「技、科学と心意気  〜50年の歩み〜」

 半世紀の節目を迎える「」が3月11日(木)〜13日(土)、福岡で開催される。会長を務める富山大学医学部脳神経外科の黒田敏教授に、見どころや思いを聞いた。

半世紀の節目 テーマに込めた思い

 今回のテーマは「技、科学と心意気 〜50年の歩み〜」。まず「技」について言うと、脳神経外科医にとって技術というのは基本であり、根幹です。今回、50回の節目となる集会でもあることから、その基本に戻り、もう一度立ち止まって考えたいと思いました。

 個人の「技」がいくら上達しても、1人の医師が治療できる患者さんの数は限られますが、多くの後進を育てることができれば、治療できる患者数は格段に増えます。さらには自らの研究成果を論文にして発表することで、その可能性はますます広がります。そのためには科学的根拠が必要なことから、二つ目のテーマに「科学」を選びました。

 そして最後に「心意気」。高い技術が求められる脳神経外科の領域は、医師一人ひとりの心に秘めた熱い思いによって支えられています。さらなる高みを目指し続ける決意と、仲間へのエールを込めて「心意気」と付けさせていただきました。


50回記念特別企画の講演も多数

 今回は50回記念特別企画を四つ用意しました。まずは、50年を振り返る意味も込めて、先代理事長の東北大学医学部・冨永悌二教授に、半世紀の歴史について講演していただきます。二つ目は、日本の医療界をリードされてきた大先輩方に「MEET THE LEGENDS!〜後進へのメッセージ」と題して、ご自身が歩んできた道やわれわれ後輩への熱いメッセージをいただこうと思っています。

 三つ目は、40代までの若い医師に登壇していただくシンポジウム「脳卒中の外科医の心構え、矜持(きょうじ)、身の処し方」。四つ目は、「他領域から学ぶ脳卒中の外科の将来像」と題して、脳腫瘍などの治療で新しい術式を取り入れている内科や内視鏡の専門医に講演していただき、脳卒中の外科の領域で応用できるかを模索します。

 その他、「『もやもや病』命名50+2周年記念シンポジウム」や、将来の日本をリードする若い医師たちによるシンポジウム「脳卒中の外科の術者として如何(いか)に育つか?」も開催します。これまでは、「育てる側」の話が多かったので、今回は「育っている側」を主語とした新鮮味のある企画を考えました。

ハイブリッド方式で多くの参加を

 今回は、会員全員で共有すべき第50回です。多種多様な企画を通じて歴史の重みをかみしめてもらいながら、今後の仕事に生かすことができれば、大変意義のある学会になるのではないかと思います。また、今回は新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮し、現地開催とウェブ開催のハイブリッド方式としました。現地開催の全セッションをライブ配信し、終了後に一部オンデマンド配信します。

 ハイブリッド方式の導入により、平日の参加が難しい開業医の方々や、人材不足のため現場を離れられず参加できなかった医療機関の先生にも活用していただけると思います。新型コロナの影響で始まったこのハイブリッド方式による開催は、意外にも利便性が高く、今後の学術集会のあり方そのものを変えていくのではないのでしょうか。

学術集会の主なプログラム(予定)

●50回記念特別企画「脳卒中の外科50年を振り返る」 冨永 悌二(東北大学)

●シンポジウム「『もやもや病』命名50+2周年記念国際シンポジウム」
黒田 敏(富山大学)※敬称略

会期:現地開催 3月11日(木)〜13日(土) WEB開催 3月11日(木)〜4月12日(月)正午
会場:福岡国際会議場 運営事務局:コングレ
メール:stroke2021@congre.co.jp 学会HP:http://www.congre.co.jp/stroke2021/50jsscs/

※情報は1月10日現在のものです。開催について最新の情報は学会HPでご確認ください。

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