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第33回日本内視鏡外科学会総会 Visit the Past, Imagine the Future ―Next 30 Years― 内視鏡外科 ―温故創新

第33回日本内視鏡外科学会総会 Visit the Past, Imagine the Future ―Next 30 Years― 内視鏡外科 ―温故創新

 第33回日本内視鏡外科学会総会が3月10日(水)~13日(土)、パシフィコ横浜ノースで開催される。1991年に研究会として発足してから、ちょうど30年の節目。若手の医師や女性医師に焦点を当てた企画や、国内のエキスパートによる手術手技デモンストレーションなども含め、内視鏡外科の歩みを振り返りながら未来を展望していく4日間。多彩なプログラムの中から主な見どころについて、猪股雅史会長に聞いた。

「温故」に込めた世界の先導者としての軌跡

会長 猪股 雅史 氏
(大分大学医学部消化器・小児外科学講座 教授)

 本学会は1991年3月、第1回日本内視鏡下外科手術研究会として開催され、今回の開催はちょうど30周年に当たります。一つの区切りとしてこれまでを振り返り、次の30年を考えるという意味で、「Visit the Past、 Imagine the Future ―Next 30 Years―(内視鏡外科―温故創新)」というテーマを掲げました。

 外科医療が本格的にスタートしたのが16世紀、がんの手術が始まったのが1881年。100年を経て内視鏡外科手術が1980年代後半に初めて登場し、そこから大きく外科医療が変わりました。内視鏡外科手術は、患者さんのダメージが少ない低侵襲手術の代名詞にもなっています。医療そのものを大きく変動させるきっかけとなった内視鏡外科の30年を振り返り、整理することで、次の30年がどこに向かうべきなのか、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

技術と英知と情熱で未来を「創新」する

 特別企画は大きく二つのパートに分かれています。 特別企画①「Visit the Past ―これまで の30年を振り返る」および特別企画②「Imagine the Future ―次の30年を考える」と題して、内視鏡外科の温故創新を論じる機会といたしました。

 「Visit the Past」では、この30年にわたり継続的に実施してきた全国アンケート調査による内視鏡外科の動向について報告予定です。また世界に冠たる日本の「技術認定制度」の治療成績向上への検証結果やNational Clinical Databaseを用いたビッグデータ解析およびランダム化比較試験を用いたわが国から発信してきた質の高いエビデンスについて報告予定です。

 「Imagine the Future」では、次世代の主役である若手外科医にスポットを当て、未来へのメッセージを述べていただきます。また女性外科医やメディカルスタッフ、さらには産学連携のパートナーである企業の開発リーダーからも未来へのメッセージをいただく予定です。 さらに今後の内視鏡外科を大きく進化させうる、4K・8Kの高精細画質や医療用ロボット、人工知能活用した情報支援手術など、国内のエキスパートにご登壇いただき、人間の目や手の限界を超えた精密で安全で利便性に富み、そして何よりも患者さんへの侵襲が低減しうるSociety 5.0社会の外科医療の理想の姿を描きたいと考えています。

新型コロナ対策 各取り組みを共有

 新型コロナウイルス感染症についても、緊急特別企画として盛り込みました。コロナ禍での内視鏡外科手術の工夫と課題というテーマでセッションを行います。また、対面での教育が限られた中で、オンラインや遠隔教育システムなどを用いた取り組みや課題を提示していただき、ポスト・コロナ時代に向けた手術手技教育の展望を議論します。

 参加者の感染予防を考慮し、オンラインと現地のハイブリッド開催を予定しています。内視鏡外科は先進性が強く、新しいものに挑戦してきた先達の努力があって今があります。今回のコロナ禍を乗り越え、新たなステージへ前進する場にできればと願っています。

学会の主なプログラム(予定)

●会長講演「内視鏡外科-温故創新-」
3月11日(木) 午後1時50分~同2時20分 猪股 雅史(大分大学)

●特別講演「内視鏡外科に魅せられて」
3月11日(木) 午後1時10分~同1時30分 渡邊 昌彦(前日本内視鏡外科学会理事長)

●特別講演「コロナ禍でのスポーツビジネス」
3月11日(木) 午後4時30分~同5時 太田 雄貴(日本フェンシング協会会長)

●特別講演「これからの医療政策と内視鏡外科」
3月13日(土) 午前11時10分~同11時40分 古川 俊治(参議院議員、慶應義塾大学)

●特別報告「第15回日本内視鏡外科学会アンケート調査報告」
3月12日(金) 午後0時50分~同1時10分 猪股 雅史(大分大学)

●特別報告「JSES技術認定制度を振り返る」
3月12日(金) 午後1時10分~同1時30分 森 俊幸(杏林大学) ※順不同・敬称略

会期:2021年3月10日(水)〜13日(土) 会場:パシフィコ横浜 ノース
運営事務局:日本コンベンションサービス
メール:wces2020@convention.co.jp
学会HP:https://site2.convention.co.jp/wces2020/ja/

※情報は2020年12月末日現在のものです。開催について最新の情報は学会HPでご確認ください。

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