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第12回日本プライマリ・ケア連合学会 学術大会 プライマリ・ケア×ダイバシティ ~多様性を受けいれ活かすケア~

第12回日本プライマリ・ケア連合学会 学術大会 プライマリ・ケア×ダイバシティ ~多様性を受けいれ活かすケア~

 2010年に3学会が集結して誕生した「日本プライマリ・ケア連合学会」。社会的ニーズが高い総合診療の普及や専門職の養成、学術的発信に取り組んできた。第12回となる今大会は、「多様性」をテーマにライブ配信とオンデマンド配信で開催する。

「多様性」を正面から見つめ直す

大会長  氏 ( 院長)

 医療者、患者さんとその家族にとって多様性とは何か。これまで学会の「ダイバシティ推進委員会」に籍を置き、学んでくる中で「いつか多様性を正面から見つめ直す機会を得られたら」と思い続けてきました。今回、学術大会を開くに当たり、その願いを実現できることをうれしく思っています。

 大会のテーマは「プライマリ・ケア×ダイバシティ〜多様性を受けいれ活(い)かすケア〜」です。プログラムには、健康問題の多様性に関する研究や、医療提供者の多様性、キャリアの多様性など、ダイバーシティーに焦点を当てた企画を数多く盛り込んでいます。

 特別講演では、世界家庭医機構(WONCA)の女性家庭医学ワーキングパーティー委員長であるアイリーン・エスピナ医師をフィリピンから招聘(しょうへい)し、医療者におけるダイバーシティーの重要性について考察します。米オレゴン健康科学大学のジェニファー・デフォー教授の招待講演も楽しみです。家庭医として、政策的な提言につながる研究をされている方で、いかに世界が進んでいるのかを知ることで、多くの人に還元できる研究や事業に取り組みたいという思いを強くしていただけるのではないでしょうか。

 世界家庭医機構では、ジェンダーに配慮した学術大会であるためのガイドラインを設定しています。そこで今回、どの程度達成できているかを評価してみることにしました。評価をすることが一つの結果となり、今後につながっていくのではないかと考えています。

合言葉は「どこでも、いつでも、気軽に」

 当初、現地とウェブでのハイブリッド形式を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の流行状況を鑑み、完全ウェブ開催となりました。多様な学習機会が提供できるよう「どこでも、いつでも、気軽に」参加できる大会を合言葉に、アンケートの声を生かしながら工夫を重ねているところです。

 双方向のやりとりを丁寧に行うため、2日間の日程を3日間に延長しました。オンデマンド配信の期間も、2カ月間と長めに設定しています。より多く、気軽に参加いただけるよう、例えば自宅からの参加で画面に家族が映り込んでも構いませんし、カメラを一時オフにしても構わないなど、臨機応変に対応していく方針です。

 ディスカッションと並行してSNS「ツイッター」で意見交換する、音声SNS「クラブハウス」で話し合うといったアイデアもあります。インタラクティブセッションの合間の時間も有効活用し、自己紹介タイムを設けたり、事前に投稿してもらった写真やメッセージを編集した動画を流したりなど、「会えなくとも気持ちはつながっている」という思いを共有できればと考えています。また、懇親会の代わりにオンライン会議ツール「リモ」を使って交流する計画も進んでいます。

 今大会を通し、少しでも参加者の裾野が広がればと願っています。学術的成果はもちろんのこと、コロナ禍で改めて「つながる」価値を見いだした今、気軽に交流できる大会にしたいですね。

学術大会の主なプログラム(予定)

●特別講演「医療者におけるダイバシティの大切さについて」
Aileen Espina(世界家庭医機構)
●招待講演「プライマリ・ケア研究への取り組み」
Jennifer E.Devoe(米オレゴン健康科学大学)       ※敬称略・順不同

会期:ライブ配信:5月21日(金)~23日(日)
   オンデマンド配信:5月21日(金)~7月21日(水)
運営事務局:コンベンションリンケージ メール:jpca2021@c-linkage.co.jp
学会HP:https://www.c-linkage.co.jp/jpca2021/

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