神奈川県看護協会 会長 花井 惠子

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 新年を迎え、皆さまにごあいさつを申し上げます。日頃より、神奈川県看護協会の事業運営にご支援、ご協力をいただきありがとうございます。

 2020年初めから新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、世界中を震撼させています。そして感染拡大の第2・第3波の到来により、医療崩壊につながる危機的状況を招いています。

 国の政策と県行政の方針に則り人々はさまざまな感染防止対策を取っていますが、今なお先の見えない恐怖に苛まれています。

 医療現場では、対応する医療職の業務量の増大により、病床数を縮小せざるを得ず、クラスター発生の危機にさらされた医療機関は一時期、患者の受け入れなどを休止せざるを得ないなど、大きな収入減を招いています。

 また、従来から〝感染管理には費用がかかる〟と言われてきましたが、新型コロナウイルス感染症防止のためのさまざまな環境整備や資材投入などにより医療機関の財政はさらに圧迫されています。

 一方、医療従事者に対する慰労金や危険手当などの給付は、不十分であると言わざるを得ません。特にベッドサイドで感染患者のケアにあたる看護職は、自身が罹患する恐怖と闘いつつ、患者が安心して療養できるよう、細心の注意を払いながら対応しています。そして、自分が感染源とならないよう、何カ月も家族や友人と接触せず、ホテル住まいを続けるなど、精神的にも大きなストレスを抱えています。このような看護職に対して、できる限りの保障を期待したいところです。

 地元、横浜港にダイヤモンド・プリンセス号が入港したのは2020年2月3日でした。横浜市は緊急で「新型コロナウイルス感染症に係る医療関係者連絡会」を開催しましたが、その時点ではまだ詳細が示されませんでした。翌週より当協会では派遣要請に基づくダイヤモンド・プリンセス号への看護職派遣が始まり、怒涛の日々が続きました。

 また、感染者を受け入れる医療機関は、防護具などが不足する中、検査体制も整わずワクチンや治療薬もない状況で、手探りの医療を提供してきました。現在は「神奈川モデル」を基に、多くの医療機関が患者の命を守るべく対応に追われています。

 新型コロナウイルス感染症は、いまだ先の見えない状況ですが、一日も早く収束し、人々が安心・安全な生活に戻れることを心より願っております。

 結びに、皆さまの健康を祈念いたしますとともに、当協会へのご支援をお願い申し上げ、新年のごあいさつといたします。

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