九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

石川県看護協会 会長 小藤 幹恵

石川県看護協会 会長 小藤  幹恵

 2020年、令和で初めての新年を迎え、皆さまと共に新しい時代の幕開けをことほぎ、感謝したいと思います。

 平成の時代では、20年過ぎから、平成生まれの方々と一緒に看護の場で働くということができるようになった時は、とても感慨深く思ったものでした。そして、10年余りを経て、令和の時代にめぐり会い、世界の流れが元気な長寿社会に向かっている中で、日々の新しい現実の中に、「発見」的な思いを抱けることに、面白みを感じています。

 医療に関係する社会の仕組み、医療技術の結果、および、関わり合うプロセスにおいて、幸せ感については、大切に考えられる必要があります。人々の幸せな「生きる」ということに、看護が大きな作用を及ぼしうるものとして、発展を希求することは、その範囲、深さ、量について、多くの課題に直面しながらも、人々の大きな願いであると思います。

 長い人生を送ることがかなり可能になってきた現在では、働くことなどの営みも、多様でユニークな在り方がありうることに気付かされます。 

 「定年」についても、今、社会的な意識に少し変化が生じてきています。一つの区切りのような印象でしょうか。そしてそこから始まることが多くなってきました。

 それまでにさまざまな看護の場で培ったものを、発信することや受け止めることで交流が生まれ、考えることや話し合うことの中で新しい価値が生み出され、現実に融和させていく。そのチャンスとも考えられます。喜びを見つけ出すことのできる時間が増えると思います。

 一方で、産業革命以来の社会の変化といわれる情報革命などといわれる時代のネーティブ世代の方々とも看護を通して知り合うことは、時代の変化が速いならばなおさらですが、一人ひとりが違うことが普通であり、尊重されること、として根付いていくことにつながると考え、そこに人や社会の成長のカギとして大切にすることがあると思います。

 人間同士が、お互いに分かりきった、分かってしまっている存在ではなく、新鮮で興味深いお互いであり、丁寧に、関わり合っていくこと、ホスピタリティーに関心を深め姿勢に現していくことが、深い流れとして広がっていくのではないかと思うのです。

 看護の豊かさは、このようなところにあり、仕事の核心をなすように思います。新時代の方法についても、行きつ戻りつしながら、人を大切にする看護を進歩させることを夢に描いていきたいと思います。

 2020年新春にあたり、皆さまのご多幸とご活躍を祈念いたします。

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