九州医事新報社 - 地域医療・医療経営専門新聞社

次世代遠隔診療で医療の均てん化に挑む

次世代遠隔診療で医療の均てん化に挑む

長崎大学大学院先進予防医学共同専攻リウマチ・膠原病内科学
川上  純 主任教授(かわかみ・あつし)
1985年長崎大学医学部卒業。米ハーバード大学ダナ・ファーバーがん研究所、
長崎大学大学院リウマチ免疫病態制御学(現:リウマチ・膠原病内科学)
准教授などを経て、2010年から現職。

 関節リウマチ患者を対象とした「次世代遠隔診療システム」の開発に取り組む長崎大学大学院のリウマチ・膠原(こうげん)病内科学。2021 年には離島の中核病院にいる患者を長崎大学病院にいる専門医が診る実証実験を開始した。川上純主任教授に話を聞いた。


―取り組んだきっかけは。

 長崎県は離島が多く、半島もあります。離島などは高齢化率がかなり高く、高齢の患者さんにとって、通院のための長崎市内などへの移動は、大きな負担になります。医師の派遣も難しい場合があり、専門的な医療を受けにくいことが課題の一つとなっていました。

記事に関する感想・コメントはこちらから

このフォームに入力するには、ブラウザーで JavaScript を有効にしてください。
名前
メニューを閉じる